「もやい結び」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「もやい結び」の意味とは
もやい結びとは、大きさが変化しない輪っかを作ることができる結び方の一つです。
主にキャンプでテントやタープを張る時に用いられる手法です。
「もやい」は、船を係留杭(ボラード)等に繋ぎとめる行為を表す「舫う(もやう)」に由来します。
英語圏では「Bowline(ボウリン)」が「もやい結び」に相当し、同様な結び方は石器時代から使われてました。
覚えやすい手順で素早く結ぶことができ、また大きな荷重がかかっても解けにくいため「キング・オブ・ノット(結び目の王)」と称えられています。
その強力な耐久性はもちろん、簡単に解くことができるのも、多くのキャンパーに重宝されている理由の一つです。
さらに、練習を積めば片手で結ぶことも可能で、手首をひねって結ぶ方法を「セーラーズ・メソッド(水兵の手法)」などと呼称したりします。
「もやい結び」は釣り糸で使える?
手軽かつ堅牢な結び方として知られている「もやい結び」ですが、釣り糸に仕掛けや金具を取り付ける際に使われることは滅多にありません。
釣り糸に「もやい結び」を施すと、大きな負荷がかかった時に結び目の摩耗によって切れてしまう恐れがあります。
そのため、釣りで使用する際には「もやい結び」に構造が近い「ノンスリップ・ループノット」が推奨されます。
サルカン等の金具のリングを糸に固定する際の結び方は、上記のほかに以下のようなものがあります。
・漁師結び
・ダブルクリンチノット
・パロマーノット
「もやい結び」の結び方
テントやタープ等のループにロープを取り付ける場合の「もやい結び」の手順は以下の通りです。
①テント・タープ等のループにロープを通します。
②リングに入っていない側のロープで輪っかを作り、手前に伸びているロープを下に敷くようにします。
③ロープの先端を作った輪っかに下から入れて、上から出します。
④手前に伸びているロープの下から通して、上から戻します。
⑤今度は輪っかに上から入れて、下から出します。
⑥輪っかから出たロープの先端・ループを通る両端の3本と、手前に伸びているロープを引っ張って完成です。
「もやい結び」の解き方
「もやい結び」は簡単に解くこともできます。
まず、結び目を横から見て最も隆起している部分を探してください。
隆起部を指にひっかけて力を加えると、結び目を緩めることができます。
あとは先端を引き抜けば、ロープが解けます。
「もやい結び」の例文・用例
もやい結びを使った例文・用例を紹介します。
●もやい結びでルアーを投げてみたが、切れて喪失してしまった。
●ペットが逃げないようもやい結びで木に繋いでおく。
SNSでの「もやい結び」の使われ方
「もやい結び」の類義語
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「もやい結び」の対義語・反意語
もやい結びの対義語・反意語はありませんでした。