「中食」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「中食」の意味とは
中食とは、持ち帰ってすぐに食べられる食事という意味です。
読み方は「なかしょく」「ちゅうしょく」で、「ちゅうじき」と読むと違った意味になります。
デパートの地下で販売されている惣菜や、コンビニエンスストアのお弁当も中食のひとつです。
また、そうした食品を食べる行為そのものも「中食」と呼びます。
「中食」の語源
中食という言葉ができたのは、働く女性が増加し、コンビニエンスストアが一層の展開を始めたことなどによって、日本人の家庭や生活に変化が表れ始めた1980年代以降と言われています。
また、単身世帯や核家族の増加により、家庭での調理が減る傾向にあることも、中食の定着を後押ししました。
調理をしなくなったことで多くが外食生活へと移行したわけではなく、あらかじめ調理されたものを買って持ち帰り、家で食べるという食事の形態が増加したことに起因しています。
外で食べることを「外食」、家で調理し食べることを「内食」という様に、できたものを買って家で食べることを「中食」と表現するようになりました。
「中食」のメリット、デメリット
中食は、食べたいと思うものを少量ずつ購入できることや、豊富な種類から選択でき、手軽に利用できる点で重宝されます。
中食の定着により家庭の負担は軽くなり、単身者や高齢者にとっても、栄養バランス良く食品を摂取できる点で非常に大きなメリットがあると言えるでしょう。
ですが、揚げ物や主食の購入頻度が高く、味付けも濃いものが多いために、塩分や脂質の摂取過多につながりやすい点がデメリットとなります。
「中食」の別の意味や使われ方
江戸時代の初期に、漢字表現として「中食(ちゅうじき)」という言葉が使われていますが、これは後に「昼食」へと変化したため、現在の「中食」との関連はないと考えられています。
「中食」の例文・用例
中食を使った例文・用例を紹介します。
●今日は仕事で疲れたので、スーパーでお惣菜を買って中食にしよう。
●こういうご時世だから、外食は避けて中食にしておこうと考えています。
SNSでの「中食」の使われ方
「中食」の類義語
中食の類義語は、「内食」「テイクアウト」です。
いずれも、店で買ったものを持ち帰り、家で食べることを表しています。
「中食」の対義語・反意語
中食の対義語はありませんでした。