「膿疱」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-07-09

「膿疱」の意味とは

膿疱とは、皮膚にできる水疱のうち、中に膿(うみ)が溜まっているもののことです。

「膿疱」の特徴

皮膚にできる水疱は「水ぶくれ」とも呼ばれ、死んだ皮膚でできた薄い膜の下に水分がたまって膨らんでいる状態のものを指します。
この水分には、外傷など何らかの原因で損傷を受けた組織のタンパク質が混ざっています。

「膿疱」は、この膨らみの内容物が「膿」で出来たものを区別した呼び方です。
膿とは、壊死した白血球や細菌が集まってできたもので、黄みがかって粘り気のある液体です。細菌が入り込んだために白血球が戦い、膿疱になるのが一般的ですが、中には細菌の感染が認められない場合もあり、それらは「無菌性膿疱」と呼ばれます。
例えば「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」という慢性疾患は手のひらや足の裏に膿疱が繰り返し出現する病気ですが、その膿に細菌の感染は認められません。

細菌性の膿疱としては「毛嚢炎(もうのうえん)」などが挙げられます。毛穴の奥に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌が入り込んで炎症を起こす皮膚疾患です。
また、ニキビが悪化して膿疱となることもあります。

「膿疱」の治療

膿疱は外傷や炎症など様々な原因によって発生します。
細菌性のものであれば、まずは菌を死滅させる必要があるため、ステロイドなどの外用薬を用います。症状の進み具合によっては、あわせて抗生物質を飲むケースもあります。

「膿疱」の例文・用例

膿疱を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

膿疱ができちゃってちょっと痛いんだよね。
●この膿疱は細菌性のものなので、薬によって治療していきましょう。

SNSでの「膿疱」の使われ方

「膿疱」の類義語

膿疱の類義語は、「おでき」です。
おできが必ずしも膿疱であるわけではありませんが、多くのおできは膿疱の一種である毛嚢炎だとされています。

「膿疱」の対義語・反意語

膿疱の対義語・反意語はありませんでした。