「罹患」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「罹患」の意味とは
罹患とは、病気にかかるという意味です。「りかん」と読みます。
「罹患」の成り立ち
「罹患」という熟語のそれぞれの漢字には以下のような意味があります。
- 罹=かかる。病気や災いが身に降りかかること。
- 患=わずらう。苦しみや悩み。
「罹」と「患」は似た意味を持つ漢字です。この2つが合わさることで「病気にかかる」という意味の熟語になりました。
「罹患」の派生パターン
「罹患」の派生パターンをいくつかご紹介します。
罹患者
病気にかかった人のこと。
罹患率
ある集団の中で、一定期間内に新たに発生した、特定の病気の罹患者の割合のこと。
感染症などに罹患するリスクを示す指標になります。
「罹患」の例文・用例
罹患を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●感染症に罹患しないように、日々の基本的な予防を怠らないことが大切です。
●塩分を取りすぎると、胃がんなどに罹患するリスクが高くなるから気をつけないとね。
SNSでの「罹患」の使われ方
「罹患」の類義語
罹患の類義語は、「発病」「罹病」「感染」「発症」です。それぞれ解説します。
罹病
病気にかかること。「罹患」とほぼ同義で使われますが、患者よりも病気そのものをクローズアップする時に使われます。
発病
こちらも罹患や罹病と同義で、病気になるという意味です。
特に、「いつが病気のスタート地点なのか」という文脈で使われることが多いです。
例文:発病は三日前のようだ。
感染
ウィルスなどの病原体が生体内に侵入し、増殖すること。
発症
病気の症状が表れること。
「感染」の状態ではまだ、病気に繋がらない可能性があります。
また、「発症」していなくても既に罹患していることもありえます。
「罹患」は感染症以外の病気や、症状がなくても病気にかかった状態を指す幅広い表現といえます。
「罹患」の対義語・反意語
罹患の対義語は「平癒」です。
病気が治るという意味で使います。