「千秋楽」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「千秋楽」の意味とは

千秋楽とは、 複数の日程に渡って同じ演目を行う時に「最終日」を意味する業界用語です。
千秋楽を縮め、「楽日(らくび)」や「楽(らく)」と言われることもあります。
元々は江戸時代の歌舞伎や大相撲で使われる言葉でしたが、現在では演劇や興行一般で広く用いられるようになりました。
「千穐楽」と書かれることもあります。
大相撲の場合は、1日目を「初日」、8日目を「中日」、15日目を「千秋楽」と表現します。

「千秋楽」の語源

千秋楽の語源は、複数の説があります。

「千秋」という言葉から

千秋は、「一日千秋の思い」などと表されるように、長い年月という意味があります。
興行が終わるのを長い間待っている、次の興行でひいきのお客様にまた会えるのを待っている、などの気持ちが込められているという説です。

雅楽から

日本の雅楽で「千秋楽」という曲があり、演奏の最後に使われていたことから、工業の最終日を示す言葉となったという説です。

謡曲の「高砂」から

能の作品である「高砂」の最後の場面で、「千秋楽は民を撫で」と歌うことがあったため、そこから転じたという説です。

「千秋楽」以外で、特定の日を指す言葉

千秋楽以外でも、興行中の特定の日を示す言葉には以下のようなものがあります。

初日

公園の最初の日を指す言葉で、現在では一般的に広く使われています。

中日

公園のちょうど真ん中に当たる日を指す言葉です。

「千秋楽」の例文・用例

千秋楽を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●大相撲の千秋楽のチケットが取れました。
●ライブの千秋楽力入ってて満足度高かった。

SNSでの「千秋楽」の使われ方

「千秋楽」の類義語

千秋楽の類義語は、「最終日」「フィナーレ」などです。
「終わり」を表現する言葉であれば概ね置き換えられます。

「千秋楽」の対義語・反意語

千秋楽の対義語は、「初日」です。