「輸出入検疫」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-08-25

「輸出入検疫」の意味とは

輸出入検疫とは、国内に伝染病が持ち込まれることを防ぐために、海外から輸入されてきた動物を検査して一定の処置を行うことです。逆に、海外へ輸出する動物についても、輸出入検疫が行われています。

「輸出入検疫」を行う理由

輸出入検疫は、国内に伝染病が持ち込まれて広がってしまうことを防ぐ目的で実施されています。戦後に畜産が発展すると、それに伴って伝染病も増加しました。海外から持ち込まれた新しい伝染病が、家畜の飼育等に大きな被害をもたらしてしまったこともあります。

そこで、昭和26年に「家畜伝染病予防法」が制定され、検査等をクリアしないと国内に持ち込めないことになったのです。逆に、日本から海外に動物やものなどを持ち出す場合にも、検査等が必要となりました。

「輸出入検疫」の流れ

動物を日本に持ち込みたい場合、まずは事前の決められた期日までに届出を出す必要があります。輸入検査申請書などの書類も提出し、家畜防疫官と事前打ち合わせを行いましょう。

動物が到着したら、まずは船や飛行機といった乗り物の中で検査が実施されます。動物に特に問題がなければ乗り物から降ろし、係留施設へ運びます。係留施設とは、動物を一定期間隔離する施設のこと。輸入された動物は、決められた期間係留施設で過ごし、臨床観察や血液検査を受けます。

係留期間終了後、特に問題がないようであれば輸入検疫証明書が交付され、その動物は係留施設から出ることができます。

競馬における「輸出入検疫」

馬の場合、日本に輸入されたときには10日間の係留期間が必要です。また、輸出国に対して、輸出する前に検査やワクチン接種をお願いする場合もあります。

ただし例外として、競馬の国際大会に出場するため輸入され、日本でごく短い時間しか過ごす予定のない競争馬については、輸入検疫期間が5日間に短縮されることがあります。その場合、農林水産大臣から指定を受け、競馬学校にある国際厩舎を係留施設として使用する必要があります。

「輸出入検疫」の例文・用例

輸出入検疫を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●ペットと海外旅行に行ってみたかったけど、調べたところ輸出入検疫にとても時間がかかりそうなので諦めてしまった。
●競争馬は、感染症を日本に持ち込まないように国際厩舎で輸出入検疫を受けています。

SNSでの「輸出入検疫」の使われ方

「輸出入検疫」の類義語

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「輸出入検疫」の対義語・反意語

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