「べた塩」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「べた塩」の意味とは
べた塩とは、日本食の用語で、表面が真っ白になり魚の表面が見えなくなるくらいに、上下から塩をたっぷりと使いまぶすことという意味です。
酢で締める前の鯖などに使います。
鯖のような、身が厚く脂分の多い青魚は、塩を振っただけでは、ただ塩味が付くだけになってしまいます。
べた塩にすることで、塩の浸透圧により内部の水分やぬめり、脂分が抜け、身が締まり生臭さを取るなどの効果があります。
防腐効果も期待できます。
「強塩」「あべかわ塩」「雪塩」と呼ぶこともあり、水分の多い自然塩が適しています。
「べた塩」の方法
べた塩は、大量の塩を敷いたバットの中に魚を置き、全体に塩をまぶします。
身が薄い腹側の塩を少し落とし、皮を下にして水切りバットに置き、数時間放置すると身が締まります。
「べた塩」をしなくていい魚
青魚でも、身の薄い魚にはべた塩は必要ありません。
「べた塩」と「塩じめ」の違い
べた塩以外でも、和食料理には「塩じめ」という言葉があり、「べた塩」とは使う塩の量が異なります。
べた塩が、魚の表面が見えなくなるくらいに塩をまぶすことに対し、塩じめは生魚の表面に塩を振って、水分を抜くことを言います。
「べた塩」の例文・用例
べた塩を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●べた塩にした後、酢で1時間程度締めました。
●べた塩の時の塩の量が少ないと、味が定まりません。
SNSでの「べた塩」の使われ方
「べた塩」の類義語
べた塩の類義語は、「強塩」「あべかわ塩」「雪塩」です。
べた塩と同じ意味を持っています。
「べた塩」の対義語・反意語
べた塩の対義語・反意語はありませんでした。