「醤」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「醤」の意味とは
醤とは、麹や食塩を使った味噌に似た発酵食品のことです。読み方は「ひしお」です。
「醤」のルーツ
日本の醤(ひしお)のルーツは、中国の「醤(ジャン)」という調味料です。
紀元前11世紀頃の古代中国、周王朝の「周礼」という古書にはすでに登場しています。
古くは「肉醤(ししびしお)」や「魚醤(ぎょしょう)」と呼ばれる、動物性の醤が中心に作られていました。
遣隋使や遣唐使によって日本に伝わり、現在は大豆を用いた醤が中心に用いられています。
また、味噌や醬油など、日本の料理で欠かせない調味料の原型でもあります。
日本での「醤(ひしお)」は発酵食品の一種ですが、中国の「醤(ジャン)」は豆板醬や甜麵醬など、半流動性の調味料の総称として用いられることが多いです。
「醤」の作り方
日本でよく作られる醤に用いられる材料は以下のとおりです。
- 麦麹
- 豆麹
- 醤油
- 水
これらを全て混ぜ合わせ、20℃ほどの気温を保った部屋に2週間ほど置くと完成します。
好みに合わせて麦麹と豆麹の比率を調節したり、昆布や唐辛子を加えたりすることで味のバリエーションが広がります。
「醤」の料理での使い方
醤はもろみ味噌のような見た目をしていて、食品を漬けたり和えたりすることで旨味やコクを加えることができます。
肉を漬けこんで柔らかくしたり、きゅうりなどの野菜を漬けることで即席の漬物のようにして食べることができ、漬け込む時間がない場合も茹でた野菜や焼いた肉や魚に和えたり、炒め物の味付けとして加えることができます。
「醤」の例文・用例
醤を使った例文・用例を紹介します。
●腸活のために手作りの醤を常備しています。
●醤で漬けておいたお肉美味しいなぁ。
SNSでの「醤」の使われ方
「醤」の類義語
醤の類義語は、「醬油」「味噌」です。
醬油は大豆等の穀物を発酵させた液体調味料、味噌は同じく大豆や米、麦などの穀物を発酵させたペースト状の調味料で、いずれも日本の料理に欠かせないものです。
これらのルーツが醤という調味料になります。
「醤」の対義語・反意語
醤の対義語・反意語はありませんでした。