「生貯蔵酒」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「生貯蔵酒」の意味とは
生貯蔵酒とは、貯蔵の前に行われる加熱処理は行わず、出荷前にのみ加熱した日本酒という意味です。読み方は「なまちょぞうしゅ」です。
「生貯蔵酒」をわかりやすく
一般的な日本酒の製造過程には、酵素の働きを止めて品質を安定させるため60度ほどで加熱する「火入れ」という工程があります。醸造したての「もろみ」を搾って貯蔵をする前に1回、瓶に詰めて出荷する前に1回と、計2回の火入れが行われているのが一般的に流通している日本酒です。
これに対し、貯蔵の前の火入れの工程を省き、瓶詰め前の火入れのみ行う日本酒が「生貯蔵酒」です。生の状態で貯蔵しているのでこのように呼ばれています。
他にも火入れの有無で「生酒」と「生詰め酒」に分類され、「生酒」は出荷まで一度も火入れを行わないもの、「生詰め酒」は貯蔵前の1度だけ火入れを行い、瓶詰め前には火入れしないものを指します。
「生貯蔵酒」の飲み方
生貯蔵酒は搾ったままの新鮮なもろみを貯蔵しているため、特有の旨みが残りやすいのが特徴です。しかし火入れを1回行っているので生酒ほどは品質が劣化しづらく、管理がしやすくなっています。常温での保存もできますが、開栓した後はやはり冷蔵保存が推奨されています。
生貯蔵酒は夏が旬とされていて、冷やして飲む「冷酒」に向いています。また、氷を入れてオンザロックにしても生貯蔵酒が持つフレッシュさやみずみずしさが際立ちます。
「生貯蔵酒」の例文・用例
生貯蔵酒を使った例文・用例を紹介します。
●夏野菜のお漬物と冷やした生貯蔵酒がたまらんなぁ…。
●生貯蔵酒は新鮮なうちに飲むのに限るね!!
SNSでの「生貯蔵酒」の使われ方
「生貯蔵酒」の類義語
生貯蔵酒の類義語は「生酒(きざけ・なまざけ)」「生詰め酒(なまづめしゅ)」です。
生酒は1度も火入れを行わないもの、生詰め酒は貯蔵前のタイミングでのみ火入れを行うものです。
「生貯蔵酒」の対義語・反意語
生貯蔵酒の対義語・反意語はありませんでした。