「煮え端」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-02-26

「煮え端」の意味とは

煮え端とは、「にえばな」と読み、汁物や煮物などの汁が沸騰し始める瞬間という意味です。もっとも風味がよい時とされます。「煮え花」と表記することもあります。

「煮え端」の語源

煮え端という言葉は、江戸時代の18世紀ころから使われている言葉です。
煮え端の「端」は「最初」「はじまり」という意味を持っています。

「煎じたばかりの香味のある茶。」という意味があります。
―浄瑠璃・大職冠(1711頃)道行「奈良茶のにゑばなを、親爺も一杯旦那も一杯」

「火を通したばかり。調理したて。」という意味もあります。
―養生訓(1713)三「色のあしき物、臭(か)のあしき物、にえばなをうしなへる物くらはず」

「煮え端」の特徴

煮え端とは、汁物や煮物などが沸騰し始める瞬間のことです。
もっとも風味や香りのよい状態とされ、みそ汁や吸い物はこのとき火を止めます。

「煮え端」のレシピ

煮え端がおいしい料理に湯豆腐があります。ここでは、煮え端の湯豆腐のレシピを紹介します。
材料

豆腐、だし昆布、水、醤油、ポン酢、薬味(ネギ、大根おろしなど)

作り方

1、水を入れた鍋にだし昆布を30分浸しておく。
2、鍋に豆腐を入れて、コンロに載せて、弱火から中火にかけます。
3、沸騰直前の水の表面がふつふつした状態で、豆腐を取り出す。
4、醤油やポン酢と薬味でいただく。

火力を強火にしてしまうとすぐに沸騰してしまいます。弱火から中火の火加減で過熱するのがポイントです。

「煮え端」の例文・用例

煮え端を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●桜は八分咲き、湯豆腐は煮え端が最高!
煮え端の味噌汁がうまい。

SNSでの「煮え端」の使われ方

「煮え端」の類義語

煮え端の類義語はありませんでした。

「煮え端」の対義語・反意語

煮え端の対義語・反意語はありませんでした。