「留椀」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「留椀」の意味とは
留椀とは、会席料理の終盤に、香の物、ご飯と一緒に出される汁物という意味です。
「止め椀」と表記されることもあります。
「留椀」の種類
留椀では、先吸いとは異なる汁物を提供することがほとんどです。
例えば、先吸いがすまし汁だった場合は、留椀は味噌や酒かすで仕立てたものを出されることが多いでしょう。
また、逆に先吸いが味噌汁やかす汁であった場合は、留椀はすまし汁となる場合が多くなります。
「留椀」の意味
会席料理では、先附・前菜、吸い物、刺身・造り、焼物、揚物、煮物、蒸し物、酢の物・和え物が順に一品ずつ出され、「ご飯・留椀・香の物」、最後に水菓子が出てきて終わりになるのが特徴です。
留椀が提供することは、「このあとにはもうデザートしか残っていない」ということを意味しており、留椀をもって最後の料理となることを示しています。
併せて、「お酒はそろそろおしまいにしましょう」と言う意味も含まれています。
「留椀」の注意事項
留椀をいただくのには作法があります。
留椀、ご飯、香の物が提供された時には、まずは留椀を一口いただき、その後ご飯をいただくのが正しいマナーとされています。
そのあとは香の物を楽しみながら、自由にいただいて問題ありません。
また、ご飯に香の物を乗せるのは、正しくないマナーです。
白いご飯は汚さずに最後までいただくことが正しく、お茶碗を持ったまま香の物に箸を伸ばさず、お茶碗はその都度テーブルに置いて食事を楽しみます。
ちょっとしたことではありますが、覚えておくと良いでしょう。
「留椀」の例文・用例
留椀を使った例文・用例を紹介します。
●赤みそ仕立ての留椀の香りがとてもよかった。
●留椀までしっかりと味わって帰りました。
SNSでの「留椀」の使われ方
「留椀」の類義語
留椀の類義語は、「止め椀」です。
「留椀」の対義語・反意語
留椀の対義語・反意語はありませんでした。