「ダンピング症候群」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「ダンピング症候群」の意味とは

ダンピング症候群とは、胃を切除したことにより、食べ物が急速に小腸へ流れ込むために起こる症状の総称という意味です。ダンピング症候群には、食後5~30分くらいで現れる「早期ダンピング症候群」と食後2~3時間で現れる「晩期ダンピング症候群」とがあります。

「ダンピング症候群」の語源

「ダンピング(dumping)」とは英語で、「ごみなどの投げ捨て」を意味する言葉です。ダンプカーが土砂や荷物を一気に投げ下ろす様子と似ていることから、食べ物が胃に貯められず急速に小腸へ流れ込むことを「ダンピング」、それによって引き起こされる諸症状を「ダンピング症候群」と呼ぶようになりました。

「ダンピング症候群」の種類と症状

早期ダンピング症候群の症状には、冷や汗、動悸、めまい、しびれ、だるさなどの全身症状の他、腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、腹部膨満などの腹部症状があります。晩期ダンピング症候群の症状には、頭痛、倦怠感、発汗、めまい、脈や呼吸が速くなることなどがあります。

「ダンピング症候群」が起こる仕組み

早期ダンピング症候群が起こる仕組みは次の通りです。
浸透圧の高い食べ物が急速に小腸に運ばれると、小腸の動きが激しくなります。すると、腸から血液に作用する物質が分泌され、全身の血管が広がり、冷や汗やめまいなどの症状が出ます。

晩期ダンピング症候群が起こる仕組みは次の通りです。
炭水化物が急速に小腸に流れ込むと、炭水化物に含まれる糖質が急激に血液中に吸収され、一時的に高血糖になります。すると、糖を処理するホルモンが分泌されますが、糖の吸収が終わってもそのホルモンが分泌されるので、低血糖になり、頭痛や倦怠感などの症状が出ます。

「ダンピング症候群」の対処法

早期ダンピング症候群が起こってしまったときは、無理をせずしばらく横になって休みましょう。晩期ダンピング症候群が起こってしまったときは、飴などをなめて糖分を補給しましょう。
また、ダンピング症候群を予防するには、よく噛んで時間をかけて食べることが大切です。食事の工夫で改善しないときは、主治医に相談しましょう。

「ダンピング症候群」の例文・用例

ダンピング症候群を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●友人が ダンピング症候群の症状に頻繁に悩まされている。
●胃を切除してからというもの、 ダンピング症候群が気にかかり、外食が難しくなった。

SNSでの「ダンピング症候群」の使われ方

「ダンピング症候群」の類義語

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「ダンピング症候群」の対義語・反意語

ダンピング症候群の対義語・反意語はありませんでした。

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Posted by 亜樹南川