「瘢痕」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「瘢痕」の意味とは
瘢痕とは、外傷、やけど、皮膚病などにより真皮または皮下組織が組織欠損したあとの皮膚に、肉芽組織ができてその上を皮膚が覆って治癒した状態という意味です。
「はんこん」と読みます。また、「瘡痕(そうこん)」という場合もあります。
「瘢痕」の種類
瘢痕は状態によって4つに分けられます。
成熟瘢痕
時間の経過とともに治っていった傷跡が、肌色や白色で残ってしまった傷跡のことを言います。
肥厚性瘢痕
みみず腫れのように盛り上がった傷跡のことを言います。
深い傷や、体の動きに合わせて引っ張られる部位にできた傷は、肥厚性瘢痕になりやすいと言われています。
胸、腹部の手術跡も肥厚性瘢痕になりやすく、完全に炎症が収まるまでに年単位の時間がかかる場合があります。
ケロイド
体質によって、傷跡が大きく盛り上がり少しずつ拡大する「ケロイド」になる場合もあります。
ケロイドには遺伝も関わっていると考えられていますが、原因はいまだに解明されていません。
かゆみや痛みを伴うこともあり、症状に合わせた治療が求められますが、近年は治療可能になっています。
瘢痕拘縮
ケロイドや肥厚性瘢痕を治療せず放置したり、弱い治療を続けていると、徐々に繊維が溜まって固くなっていきます。
この状態を「瘢痕拘縮」と言い、治療には手術が必要です。
「瘢痕」の治療法
瘢痕の治療には、瘢痕を切り取って縫い合わせる外科的治療法や、皮膚にレーザーで細かな穴をあけて皮膚を再生させるレーザー治療が可能な場合があります。
「瘢痕」の例文・用例
瘢痕を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●小さい頃の瘢痕の手術で、今入院しています。
●このやけどのあと、瘢痕になったらいやだなあ。
SNSでの「瘢痕」の使われ方
「瘢痕」の類義語
瘢痕の類義語はありませんでした。
「瘢痕」の対義語・反意語
瘢痕の対義語・反意語はありませんでした。