「前立ち」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「前立ち」の意味とは

前立ちとは、手術の時に、術者をサポートする第一助手という意味です。
執刀医の前に立って意図を読み取り、手術がスムーズに進むようサポートする役割を持っています。
執刀医がベテランの場合は、円滑に進められるようなサポートをし、まだ経験が浅い執刀医の場合には、指導医としての振る舞いを求められる立場です。

「前立ち」以外の手術室で働く人々

手術室では、多くの医療関係者が働いています。

医師

手術の際には、通常3名以上の医師が手術室に入り、それぞれが役割を持っています。
執刀医は、メインで手術をおこなう医師で、そのチームのリーダーです。
第一助手は、執刀医の前に立ってサポートする、前立ちです。
第二助手は、執刀医と第一助手がスムーズに執刀できるように、広い視野で手術をサポートします。

看護師

看護師は、通常2名ほどが手術室に入ります。
器械出しの看護師は、手術に使う器械を医師に手渡し、直接的なサポートをおこないます。
外回り看護師は、手術進行中の雑務をおこない、間接的なサポートをおこないます。

看護助手

手術で使用した器械の洗浄。滅菌、手術室内の清掃をおこないます。

放射線技師

整形外科などの手術中にレントゲン撮影が必要となった場合に、手術室内で撮影を担当します。
撮影には、ポータブルのレントゲン撮影機を用います。

臨床工学士

医療機器のメンテナンスや、必要時には人工心肺の操作などを担当します。

医療事務

手術に必要なさまざまな事務作業をおこないます。
手術室内に入るわけではありません。

「前立ち」の例文・用例

前立ちを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●手術の成否は、医師の技術より、前立ちの熟練度が大きい。
●今日はベテランの医師に前立ちしてもらったけど、指摘ばっかりで落ち込んだ。

SNSでの「前立ち」の使われ方

「前立ち」の類義語

前立ちの類義語はありませんでした。

「前立ち」の対義語・反意語

前立ちの対義語・反意語はありませんでした。

医療用語

Posted by 伊藤優依