「免荷」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「免荷」の意味とは
免荷とは、松葉杖などの器具を使って、特定の部位に体重がかからないようにするという意味です。読み方は「めんか」です。
「免荷」の語源
免荷の「免」という字には、「まぬがれる」「免除する」といった意味があります。「荷」は「になう」「身に引き受ける」「(荷物などを)かつぐ」といった意味があり、荷物や荷重、負荷といった熟語に使われています。
そこから、体にかかる負荷から免れるように器具や装具を使って対処することを「免荷」と呼ぶようになりました。
「免荷」はなぜ必要か
免荷の代表的な例として、足を骨折などによって負傷した場合に、松葉杖を使って患部に体重をかけずに歩く「免荷歩行」があります。
通常、歩く際は足が地面につく時に必ずそこに体重がかかりますが、松葉杖を負傷した足の代わりに地面につけることで患部に体重がかからなくなります。患部に体重が一切かからないようにすることは「完全免荷」と呼ばれます。
理由としては、骨折して元に戻ろうとしている骨や手術をしたばかりの骨が、荷重によってズレてしまわないようにするためです。
そのためまずは松葉杖や車椅子などの器具を使って免荷し、骨の修復具合を見ながらリハビリによって徐々に体重をかけていくようにします。(部分荷重)
また骨折だけでなく、ケガや手術などによってできた「傷」も、押されたり擦れたりすることで治りが遅くなってしまいます。そのため、専用の器具や装具によって免荷する必要があります。
「免荷」の例文・用例
免荷を使った例文・用例を紹介します。
●右足はしばらく免荷の状態を徹底してください。
●免荷が必要なので松葉杖を用意しましょう。
SNSでの「免荷」の使われ方
「免荷」の類義語
免荷の類義語は、「部分荷重」です。
負傷して骨折した箇所などに、回復の具合を見ながら徐々に体重をかけていくことです。
骨が修復していく過程でできる「仮骨」は、適切な荷重によって治りが早くなることからリハビリに取り入れられています。
「免荷」の対義語・反意語
免荷の対義語は、「全荷重」です。
器具や装具を使わず、荷重の制限なく歩行などの動作を行うことです。