「奏効」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「奏効」の意味とは

奏効とは、医療用語で、治療などの効き目、効果が表れてくることという意味です。

「奏効率」とは

医療、医学の現場では、治療や投薬の効果を言い表す場面で、しばしば「奏効率」と言う言葉が使われます。
奏効率とは、「がん患者に対し薬物を用いた治療をした場合の効果の割合」のことで、具体的にはがん細胞が消滅した割合のことを指す言葉です。
「部分奏効」は、治療でがんの消滅はしなかったものの、治療前よりもがん細胞が小さくなり、それが一定期間継続することで、その場合は抗がん剤が効果を示したと判断され、治療が継続されます。
また、「完全奏効」とは、がん細胞の全てが消滅したことを言います。
しかし、がんの性質は個人により異なるため、奏効率だけを基準に薬剤や治療法の優劣をつけることはできません。

奏効期間とは

奏効期間とは、薬物療法の効果があった期間のことを言います。

「奏効」の注意事項

「奏効」と間違いやすい言葉に「奏功」があります。
こちらは「目的の通りに成し遂げる」と言う意味を持っており、「徹夜の勉強が奏功した」などのように使われる言葉です。
字が似ているので書き間違いに気を付けましょう。

「奏効」の例文・用例

奏効を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●処方された薬が奏効し、痛みが引いてきた。
●治療が難しい段階のため、この投薬が奏効することを祈るしかない。

SNSでの「奏効」の使われ方

「奏効」の類義語

奏効の類義語はありませんでした。

「奏効」の対義語・反意語

奏効の対義語・反意語はありませんでした。

医療用語

Posted by 伊藤優依