「多汗症」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「多汗症」の意味とは

多汗症とは、汗が多量に出る症状のことです。体温調整が必要ないときでも多量の汗をかくという特徴があります。手汗で書類やパソコンを濡らしてしまうなど、日常生活に支障が出るほどの症状を指しますが、単なる汗かきと思い込んで多汗症だと気づかないケースも多々あるといわれています。

多汗症には、全身の汗が増える「全身性多汗症」と、手のひら、足の裏、脇の下など体の一部に汗が増える「局所性多汗症」があります。「全身性多汗症」は、高熱の出る病気、バセドウ病、糖尿病にかかっているとき、妊婦や肥満者によく見られます。「局所性多汗症」は、緊張しているときや熱い食べ物を食べたときなどに見られます。どちらも、特に原因のない場合と神経障害によるものとがあります。

「多汗症」の治療法

多汗症の治療法は、原因や症状によって異なります。主に、次のような治療法が挙げられます。

●汗の分泌を抑える外用薬を使用する
●神経伝達物質を抑制する内服薬を使用する
●漢方薬を服用する
●ボツリヌスの注射を打つ
●手のひらや足の裏を水道水に浸し、微弱な電流を流す
●脇の下の交感神経を手術して切断する

「多汗症」の予防法

多汗症を予防するためには、交感神経が優位になることを防ぐ必要があります。そのための予防法には次のようなものが挙げられます。

●辛味、酸味、カフェインを控える
●飲酒、喫煙、睡眠などの生活習慣を改善する
●リラックスする時間をつくる

「多汗症」の例文・用例

多汗症を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●仕事に支障がでるほどの多汗症だったので、病院を受診した。
●彼は幼い頃から多汗症に悩まされてきた。

SNSでの「多汗症」の使われ方

「多汗症」の類義語

多汗症の類義語は「汗かき」、「汗っかき」です。人より多く汗をかく「汗かき」、「汗っかき」は単なる個性であり、日常生活に支障の出る病気ではありません。

「多汗症」の対義語・反意語

多汗症の対義語・反意語はありませんでした。

医療用語

Posted by 亜樹南川