「アストマ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「アストマ」の意味とは
アストマとは、喘息という意味です。
肺の中にある気管支が腫れて狭くなることによって、咳がおさまらなくなったり、呼吸が苦しくなり「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音が鳴ったりする病気です。激しい発作が起きた場合、息ができなくなり、危険な状態になることもあります。
「アストマ」の語源
喘息は「Asthma」と書き、ドイツ語で「アストマ」という読み方をします。
日本に西洋医学が伝わった際、特に参考にされたのがドイツ医学でした。そのため、日本の医療用語はドイツ語からきたものが多く、アストマもその一つといえるでしょう。
「アストマ」の原因
アストマ、つまり喘息の発作が起こる原因はさまざまですが、大きくはアレルギーによるものとそうでないものの2つに分けられます。
アレルギーによるもの
アレルゲン物質が原因でアレルギーが起こるのですが、そのアレルゲン物質には
- ダニ
- ハウスダスト
- カビ
- 花粉
などがあります。
喘息の人は、なるべくこれらのアレルゲン物質を遠ざけて生活する必要があります。
部屋はこまめに掃除し、湿気がこもらないようによく換気をしましょう。ぬいぐるみやカーペットはダニが住み着きやすいのでなるべく置かないようにし、布団や枕はよく天日干ししてください。ペットの毛にもダニがつきやすいため、なるべく飼わないほうがいいです。
アレルギーによらないもの
喘息の原因は、アレルギーによらないものもあります。
例えば、
- タバコ
- ストレス
- 風邪
- 薬
- 排気ガス
などがあります。
特に、タバコは気管支の炎症を悪化させてしまうため、喘息の人は吸うのをやめたほうがいいでしょう。ストレスが溜まることで免疫力が落ち、発作が起きてしまうこともあるので、ストレスをためないよう規則正しい生活を心がけ、睡眠はしっかりとりましょう。
「アストマ」の例文・用例
アストマを使った例文・用例を紹介します。
●患者さんのカルテの既往歴にアストマと書かれていました。
●子供のアストマはアレルゲンが原因であることが多いようだ。
SNSでの「アストマ」の使われ方
「アストマ」の類義語
アストマの類義語は、「アズマ」「アスマ」です。
Asthmaをアメリカ英語で発音するとアズマになり、イギリス英語で発音するとアスマになるためです。医療の現場では、アストマよりもアズマやアスマという呼び方のほうが多く使われています。
また、喘息のことを気管支喘息ということがあります。英語にすると「Bronchial Asthma」となり、省略して「BA」と呼ばれます。BAも医療現場でよく使われる言葉です。
「アストマ」の対義語・反意語
アストマの対義語・反意語はありませんでした。