「ビスク」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-10-25

「ビスク」の意味とは

ビスクとは、エビやカニなどの甲殻類を使ったクリーミーなスープのことです。

「ビスク」の語源

フランス生まれであるビスクの語源には諸説あります。
ひとつは、フランスにある「ビスケー湾」という名前に由来するという説です。
もうひとつは、フランス語の「ビスキュイ(biscuit)」という言葉からきているという説で、これには「二度焼き」という意味があります。
これは、甲殻類を一度軽く炒めてから煮込むという、火を通す工程が2回あることが由来しています。

「ビスク」の特徴

ビスクは、エビやカニ、ロブスターやザリガニといった甲殻類を裏ごしした「クーリ」と呼ばれるソースがベースになっています。サイズなどが規格に届かず、市場に出すことができないものを使うのが一般的です。
このクーリを玉ねぎやワイン、魚介の出汁などと一緒に煮込み、生クリームで仕上げます。

また、甲殻類を使わずに、裏ごしした野菜をメインとしたクリーミーなスープのことも「ビスク」と呼ばれることがあります。

「ビスク」の例文・用例

ビスクを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●カニを使ったビスクはすごくいい香りがするね。
●コンビニでも手軽にビスクが買えるようになるなんて!

SNSでの「ビスク」の使われ方

「ビスク」の類義語

ビスクの類義語は、「アメリケーヌ」「ポタージュ」です。それぞれご紹介します。

アメリケーヌ

アメリケーヌも、ビスクと同じように甲殻類を裏ごししてから煮込み、生クリームで仕上げています。しかしビスクがスープとして提供されるのに対し、アメリケーヌはパスタなどと絡めてソースとして提供されます。また、アメリケーヌにはトマトが入っているという特徴があります。

ポタージュ

日本で「ポタージュ」というとコーンポタージュやかぼちゃのポタージュなど、クリーミーでコクのあるスープを思い浮かべますが、本来フランス語で「ポタージュ」というとスープ全般のことを指します。
コンソメスープなどのサラッと澄んだものから、ミネストローネやクラムチャウダーといった特徴的なスープまで全て「ポタージュ」と言い表すことができ、「ビスク」もポタージュの中の一種ということになります。

「ビスク」の対義語・反意語

ビスクの対義語・反意語はありませんでした。