「ダ・カーポ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ダ・カーポ」の意味とは
ダ・カーポとは、曲の冒頭へ戻るという意味の演奏記号です。
「ダ・カーポ」の語源
ダ・カーポの語源は、イタリア語の「da capo」です。
「da」は英語の「from」にあたる前置詞で、「~から」という意味をもちます。
「capo」には「頭」「先頭」という意味があるので、合わせると「先頭から(演奏をする)」という指示を表すことになります。
「ダ・カーポ」の表記
「ダ・カーポ」は楽譜上では「da capo」もしくは「D.C.」と表記されます。
楽譜は「小節」という単位の連続で成り立っていて、繰り返しやどこか別の小節に移動してほしい場合などにこのような演奏記号を使って指示します。
また「ダ・カーポ」は演奏記号の中でも「反復記号」に分類されます。
「ダ・カーポ」のポイント
例として、譜面通りに演奏を進めて8小節目の終わりに「D.C.」と記載されていたら、曲の冒頭に戻って最後まで演奏をすれば終了となります。繰り返すのは1回です。
また「ダ・カーポ」とよくセットで使われる記号に「Fine(フィーネ)」があります。
例として、同じように8小節目の終わりの「D.C.」に従って曲の冒頭に戻り、4小節目にこの「Fine」が記載されていれば、そこで演奏は終了となります。
この「Fine」はイタリア語で「終わり」を意味する言葉になります。
「Fine」はあくまで反復記号とセットで使われる記号のため、初見ではそのまま通り過ぎ、繰り返しの演奏を経てから終了となるのがポイントです。
「ダ・カーポ」の例文・用例
ダ・カーポを使った例文・用例を紹介します。
●ここでダ・カーポが出てくるから気をつけてね。
●ダ・カーポで戻って再び最初のテーマを聞くと、また感じ方が違うなぁ…。
SNSでの「ダ・カーポ」の使われ方
「ダ・カーポ」の類義語
ダ・カーポの類義語は、「ダル・セーニョ」です。
譜面では「D.S.」と記載されていて、こちらも反復記号の一種です。
「ダ・カーポ」が冒頭に戻る記号であるのに対し、「ダル・セーニョ」は「セーニョマーク」と呼ばれる「S」に「※」を合わせたデザインの記号が記載された小節まで戻るという指示になります。
曲の冒頭ではなく、曲の途中に戻って繰り返し演奏してほしい時に用います。
「ダ・カーポ」の対義語・反意語
ダ・カーポの対義語・反意語はありませんでした。