「ディメンチア」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ディメンチア」の意味とは
ディメンチアとは、認知症という意味です。「ディメンシア」「デメンチア」とも表記します。
一般的に使われている「認知症」の英語由来の表現で、医療や医学の現場で使われている言葉です。
「ディメンチア」の原因
ディメンチアとは、疾患や障害などが原因となって脳の認知機能が低下し、日常生活に支障が出てくる状態を指します。
脳に特殊なタンパク質が蓄積することで発症する「アルツハイマー型認知症」や「レビー小体型認知症」の他に、脳梗塞やくも膜下出血といった脳疾患が原因となる「脳血管性認知症」といったものがあります。これらの原因疾患がきっかけとなり、脳細胞が減少・壊死することでディメンチアの症状が現れると考えられています。
65歳以上の高齢者に多い症状ですが、30代など若い世代で発症することもあります。
「ディメンチア」の症状
ディメンチアの症状としてよく見られるのが「記憶障害」ですが、これは加齢による「もの忘れ」とは全く別のものです。
単なるもの忘れでは、体験したことの一部が思い出せない、忘れたということはわかっている、言われれば思い出すなどの特徴がありますが、ディメンチアの場合は体験そのものを忘れ、忘れたことを認めず、言われても思い出せないといった大きな違いがあります。
また、忘れようもないような固有名詞や近しい人の名前を思い出せないといった特徴があります。
また、時間や場所がわからなくなる「見当識障害」や、車の運転にも支障が出るような理解力、判断力の低下などが見られることもあります。これらはディメンチアの「中核症状」に分類されます。
対して、怒りっぽくなる、誰かに物を盗まれたと妄想する、徘徊するなどの行動や心理状態に現れる症状を「周辺症状」と呼びます。
ディメンチアは、早期に予防・発見することで症状の進行を緩やかにしたり、薬物療法などで生活の質を向上することが大切だとされています。
「ディメンチア」の例文・用例
ディメンチアを使った例文・用例を紹介します。
●お父様はディメンチアの疑いがありますので、一度テストをしてみましょう。
●ディメンチアでも楽しく毎日を送ることは可能です。
SNSでの「ディメンチア」の使われ方
「ディメンチア」の類義語
ディメンチアの類義語は、「認知症」です。
ディメンチアと同義で使われ、日本ではこちらの呼称が一般的です。
「ディメンチア」の対義語・反意語
ディメンチアの対義語・反意語はありませんでした。