「フェイススケール」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「フェイススケール」の意味とは
フェイススケールとは、「にっこりした顔」から「普通の顔」、「しかめっ面」「泣いている顔」など、様々な段階の表情の顔を用意し、痛みを訴えている患者の痛みの程度を示してもらい、客観的に知るための用具や用紙のことです。
主に、ペインクリニックや麻酔科で用いられています。
痛みは目で見ることができず、患者が問診票に言葉で書いても客観的に理解することはできません。
電流知覚閾値検査装置(ニューロメーター)を有する先進的な医療機関であれば、数値化して測定することもできますが、実際にはまだ普及していないのが現状です。
その場合でも、この手段であれば容易に痛みの度合いを伝えられます。
フェイススケールを指で示してもらうことで、医師はどの患者の苦痛の程度を理解しやすくなる上、定期的にチェックを行うことで、痛みの悪化や改善を知る手がかりにもできます。
「フェイススケール」以外の痛みの評価
フェイススケールを用いる以外で、痛みの評価をするためには次のような方法が用いられています。
Visual Analogue Scale
10cmの長さの黒い線を患者に見せ、現在感じている痛みの程度を示す視覚的なスケールです。
左端が「痛みなし」を、右端が「想像できる最大の痛み」を表します。
Numerical Rating Scale
現在感じている痛みがどの程度かを数値で示す、段階的スケールです。
「0」は痛みなし、「10」は想像できる最大の痛みとし、 0~10の11段階に分けて表します。
Verbal Rating Scale
0は「痛くない」、1は「少し痛む」、2は「かなり痛む」、3は「耐えられない程痛む」の4段階で答える段階的スケールです。
機器を用いた評価法
痛みを感じない弱い電流刺激への反応から算出して、痛みの程度を数値化し算出する医療機器を用いて導き出します。
「フェイススケール」の例文・用例
フェイススケールを使った例文・用例を紹介します。
●今の私の痛み、フェイススケールで言えば、泣いてる顔。
●フェイススケールがあることで、子どもたちでも痛みの表現ができ、大人が寄り添うことができるんです。
SNSでの「フェイススケール」の使われ方
「フェイススケール」の類義語
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「フェイススケール」の対義語・反意語
フェイススケールの対義語・反意語はありませんでした。