「カミツブシ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「カミツブシ」の意味とは

カミツブシとは、釣りで割れ目のある小豆型のオモリのことです。

そもそもオモリ(錘)とは、仕掛けに重さを付加することによって、より遠くへキャストさせたり、沈みやすくさせるための釣り用具です。

中でも、指先でつまめるほど小さく、中央に釣り糸を挟み込む(固定する)ための割れ目があるタイプのオモリを「カミツブシ」と言います。

フットボールような楕円形になっているものが一般的です。

割れ目の溝に釣り糸を通し、歯で噛んで装着することから「噛み潰し(カミツブシ)」と呼ばれています。

アングラーの間では「割りビシ」という名称でも知られています。

ちなみに、カミツブシとよく似ているオモリの種類に「ガン玉」「ジンタン」があります。

最も顕著な違いは形状で、カミツブシが楕円形なのに対して、ガン玉やジンタンは球形です。

(※詳しい違いは次章で述べます)

どちらも主に川や池などの淡水釣りで用いられ、基本的な用途に違いはありませんが、昨今ではカミツブシよりもガン玉を使用するアングラーが多いです。

「カミツブシ」と「ガン玉」「ジンタン」との違い

ガン玉もまた中央に割れ目がある小型のオモリで、カミツブシとよく似ています。

本来、散弾銃の弾丸を材料にして作られていたことから「ガン玉」と呼ばれているそうです。

カミツブシの主な違いとして、前述の形状のほかに「重さの表記」を挙げることができます。

カミツブシの重さの表記は「極小(0.2g)」「小小(0.25g)」「小(0.4g)」「中(0.75g)」「大(0.9g)」「大大(1.35g)」「特大(2.1g)」が一般的です。

一方、ガン玉の重さの表記は「B(0.55g)」「2B(0.85g)」「3B(1.00g)」「4B(1.30g)」「5B(1.65g)」「6B(1.90g)」です。

「B」が最も小さく、数値が大きくなるほど重くなります。

また、ガン玉の最小サイズである「B」よりも小さいものを「ジンタン」と言います。

ジンタンはガン玉と同じ形をしていますが、重さの表記は「B」ではなく「G」または「号」です。

「1号(0.45g)」「2号(0.35g)」「3号(0.25g)」「4号(0.20g)」「5号(0.17g)」…というふうに号数が大きくなるほど重さは軽くなります。

「カミツブシ」以外のオモリの種類

カミツブシや前章で紹介したガン玉・ジンタン以外にもオモリがあります。

例えば、上記のオモリと同様に淡水の釣りで用いられる種類として以下2点を挙げることができます。

・板オモリ
・ナツメ型

板オモリとは、文字通り板状のオモリで釣り糸に巻き付けて使用します。

柔らかい素材で作られているため、ハサミで好みの大きさにカットできるのが特徴です。

ナツメ型とは、中心部に釣り糸を通すための穴が貫通しているオモリです。

「カミツブシ」の例文・用例

カミツブシを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●ミャク釣りでカミツブシを使う。
カミツブシを歯で噛んで糸に装着した。

SNSでの「カミツブシ」の使われ方

「カミツブシ」の類義語

カミツブシの類義語は、「割りビシ」「ガン玉」です。

割りビシとは、カミツブシの別称です。

ガン玉とは、中央に割れ目のある小型のオモリのことです。

カミツブシが楕円形なのに対して、ガン玉は球形です。

「カミツブシ」の対義語・反意語

カミツブシの対義語・反意語はありませんでした。