「クリンチノット」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「クリンチノット」の意味とは
クリンチノットとは、主にリングが付いている仕掛けを釣り糸に取り付けるための結び方の一つです。
クリンチノットの「クリンチ(clinch)」は「(釘やネジ等の)先端を折り曲げる」、「ノット(knot)」は「結び目」を意味します。
海釣りから川釣りまでフィールドに関係なく使用でき、また誰にでも簡単&素早く結べることから、主に釣り入門者に推奨されている方法です。
ちなみに、リング付きの仕掛けを結束する方法として、他に「ユニノット」「最強結び」「パロマーノット」等があります。
「クリンチノット」の使い道
クリンチノットは、主にライン(釣り糸)に「ルアー」「針・フック」「スナップ・サルカン」等を取り付ける際に用いられます。
ルアーを仕掛ける際には、スプリットリングにラインの先端を通して、クリンチノットで結ぶことが多いです。
二重巻きのスプリットリングの場合は、針金の断面部分がラインを擦り、傷つけてしまう恐れがあるため、必ず二重になっている箇所に結び付けましょう。
また、アイ(ラインを通すためのリング)のある針なら、クリンチノットで結束することができます。
主にワームフックに用いられることが多いですが、アイがないタイプの釣り針には活用できません。
その他にも、サルカン(別種の糸を繋ぎ合わせる器具)やスナップ(仕掛けを脱着しやすくする器具)といった接続金具とラインを結び付ける場合にも重宝します。
このように、釣りにおける幅広いシーンで応用が効くため、一度クリンチノットを覚えてしまえば、釣り具の連結に困ることは少なくなります。
「クリンチノット」のメリット・注意点
糸の結び方と言えば「片結び」や「蝶々結び」等が有名ですが、滑りやすい材質で作られている釣り糸をこれらの方法で結ぶとすぐ解けてしまったり、切れてしまったりします。
一方、クリンチノットは一度でも手順を覚えてしまえば、初心者でも簡単に結べますし、また結び目が緩んだり切れたり…といった事態も起こりにくいです。
ただし、太めのラインの場合はクリンチノットでも解けやすくなってしまうため、主に5号以上の太さのものなら「最強結び」等に変えたほうが良いでしょう。
クリンチノットは、ナイロンや細めのフロロカーボン素材の糸で結ぶが無難です。
また、クリンチノットの結び目をより強固にするために、巻き付ける回数を増やしたり、唾液で湿らせる等のテクニックもあります。
「クリンチノット」の結び方
クリンチノットは以下の手順で結ぶことができます。
1.ラインの先端を釣り具のリングに通し、リングから15cmほど出したところで折り返します。
2.リングに通したラインの部分を、通してない部分(本線)に5、6回ほど巻き付けます。
3.さらにラインの先端を折り返し、「2」の手順で最初にできた輪っかをくぐらせます。
4.「3」の手順でできた大きめの輪っかにラインの先端をくぐらせます。
5.最後に、巻き付けたラインが絡まないように注意しながら、ラインの先端を引っ張って締めてください。
ちなみに、「1」の手順でもう一度リングに糸を通す方法を「ダブルクリンチノット」と呼び、通常よりも結び目が強化されます。
「クリンチノット」の例文・用例
クリンチノットを使った例文・用例を紹介します。
●クリンチノットでルアーフィッシングの仕掛けを作る。
●初めて釣りに出かける前にクリンチノットだけはマスターしておこう。
SNSでの「クリンチノット」の使われ方
「クリンチノット」の類義語
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「クリンチノット」の対義語・反意語
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