「オッターヴァ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「オッターヴァ」の意味とは
オッターヴァとは、1オクターブ上、もしくは下の音を弾くという意味の演奏記号です。
「オッターヴァ」の語源
オッターヴァの語源はイタリア語の「ottava」で、「オクターブ」という意味です。
「オクターブ」というのは、全音階(5つの全音と2つの半音からなる音階)で基準となる音から8番目の音のことや、その開きのことをいいます。
例えばピアノの鍵盤上で、あるひとつの「ド」の白い鍵盤を「1」とすると、右に向かって白鍵だけを1,2,3…と数えていき「8」に当たる白鍵はまた「ド」になり、これは「1オクターブ上のド」ということになります。
反対に、左に向かって8番目の白鍵は「1オクターブ下のド」です。
「オッターヴァ」の役割
オッターヴァという演奏記号は、そのまま1オクターブ上や下の音を弾くよう指示する時に譜面上に登場します。
このような記号を使わないと五線譜上では収まりきらず、「加線」という音符につけて五線を補う線が増えてしまい、非常に見づらい楽譜になってしまうためです。
オッターヴァによって音程が大胆に移動することで、そのフレーズや音を印象づけたり緊張感を持たせたりすることができます。
「オッターヴァ」の記載方法
譜面に記載される時は「8va」という表記が一般的で、1オクターブ上の場合は音符の上に、下の場合は音符の下に、複数の音符への指示の場合は範囲の音符を囲うような点線と共に書かれています。
また、「8va alta」は1オクターブ高く、「8va bassa」は1オクターブ低くという意味です。
この「8」という数字は「(基準となる音から)8番目」であることを表しています。
「オッターヴァ」の例文・用例
オッターヴァを使った例文・用例を紹介します。
●突然のオッターヴァで一気に曲の世界に引き込まれるよね。
●ここのオッターヴァを見落とさないようにね!
SNSでの「オッターヴァ」の使われ方
「オッターヴァ」の類義語
オッターヴァの類義語は、「オクターブ記号」「オクターブ線」です。
日本では「オクターブ」の言い方がポピュラーなので、オッターヴァのことをこのように言い換えることもあります。
「オッターヴァ」の対義語・反意語
オッターヴァの対義語・反意語はありませんでした。