「シラミ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「シラミ」の意味とは

シラミとは、頭皮や皮膚に寄生し吸血し、卵を髪に産み付けて増やすことで起きる病気のことです。

シラミは羽を持たず、接触して人から人に感染します。
多くの場合、強いかゆみを生じます。

「シラミ」の種類

シラミには、次のような種類があります。

アタマジラミ

アタマジラミは、頭皮と、頭髪に寄生するシラミです。
身体の接触や、ブラシ、くし、帽子などを共有することでも伝染しますが、風や静電気でシラミが毛髪から飛び、感染する例もあります。
幼稚園から小学生くらいの女児によくみられますが、誰にでも感染します。
なお、社会的地位や衛生状態の低さとの関係はありません。
治療は、専用のシャンプーやスプレーを一定期間使用し、アタマジラミと髪に産み付けた卵から孵る幼虫を駆除します。
同時に、寝具や衣類を55度以上のお湯に5分以上つけおき、付着しているアタマジラミを死滅させることも大切です。

コロモジラミ

コロモジラミの多くは、狭く混み合った兵舎のような環境に住む人、衛生状態や社会経済的地位の低い人に見られる傾向にあります。
コロモジラミは人間には寄生せず、衣類や寝具など皮膚に接触するものに生息しています。
シラミの付着した寝具や衣類を共有することで広がり、回帰熱、発疹チフス、塹壕熱などの病気を媒介するケースもあります。
治療には、人間に寄生しないため薬剤などは使用せず、患者の症状の治療と、衣類や寝具の廃棄もしくは徹底的な洗濯、ドライクリーニングを行います。

ケジラミ

ケジラミは、主に陰部・肛門部の毛髪に寄生するカニに似たシラミです。
性的接触によって広がるケースが多く、親から子に伝染することもあり、寝具や衣類、タオルなどを介して伝染するケースもあり、中には太腿の毛や胸毛、顔のあごひげやまつ毛にも寄生することもあるようです。
治療はアタマジラミとほぼ同様です。

「シラミ」の被害に遭わないために

シラミは適切に処置を行うことで駆除が可能です。
しかし、うつさない、うつされないようにするためには、日頃からの心がけも大切と言えます。
日頃から、髪をとかすくしやブラシ、タオル、衣類や帽子などを共有しないようにしましょう。
また、家庭では枕カバーやシーツなどの寝具はこまめに洗濯することも重要です。
子どもの髪は丁寧に洗い、日頃からスキンシップを兼ねて頭髪の観察をすると、早期発見につながります。

「シラミ」の例文・用例

シラミを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●子供の小学校でシラミが流行したの、プールのせいみたい。
●家族がひとりシラミもらってきちゃうと、みんなで治療が必要なのよね…。

SNSでの「シラミ」の使われ方

「シラミ」の類義語

シラミの類義語はありませんでした。

「シラミ」の対義語・反意語

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