「スプレードライ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「スプレードライ」の意味とは
スプレードライとは、インスタントコーヒーの製造方法のひとつで、液状のコーヒー濃縮液を高圧ノズルを通して25~30mの高さから噴霧状にして落下させ、熱風によって水分を瞬間的に蒸発させる乾燥法のことです。
「スプレードライ」の語源
「スプレードライ」の語源は、英語の「spray」(噴霧する)と「dry」(乾燥させる)の組み合わせです。スプレードライはコーヒー液を熱風で吹き付けて乾燥させる方法なので、この名前がついています。
「スプレードライ」を英語で表記するときは「spray-dried」となることに気をつけましょう。
「スプレードライ」のメリットとデメリット
お湯や牛乳などの液体に溶けやすく使いやすい上、大量生産も可能で安いというメリットがあります。デメリットとしては、乾燥時にコーヒーの香り成分が抜けてしまうということが挙げられますが、乾燥後、あらかじめ抽出しておいた香り成分を加えることで、香り高いインスタントコーヒーを作ることができます。
インスタントコーヒーの別の製造方法
インスタントコーヒーの製造方法には「スプレードライ」の他に、「フリーズドライ」(凍結乾燥)という方法があります。「フリーズドライ」は零下40度前後の低温でコーヒー液を凍らせたものを砕き、真空状態で昇華させる方法です。氷の結晶があった部分はそのまま空間として残るため、大粒の粒子ができます。熱を加えないので風味や香りを逃さないのが特徴です。スプレードライと比べて手間がかかるため、価格が高いです。
「スプレードライ」の例文・用例
スプレードライを使った例文・用例を紹介します。
●スプレードライは水に溶けやすいので、アイスコーヒーに最適だ。
●ネスレは1937年にスプレードライを完成させ、その翌年に「ネスカフェ」を販売した。
SNSでの「スプレードライ」の使われ方
「スプレードライ」の類義語
スプレードライの類義語は「噴霧乾燥」です。意味は同じです。
「スプレードライ」の対義語・反意語
スプレードライの対義語・反意語はありませんでした。