「スワンガンツカテーテル」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-04-21

「スワンガンツカテーテル」の意味とは

スワンガンツカテーテルとは、心臓の状態を測定するために肺動脈につけるカテーテルのことです。

「スワンガンツカテーテル」の語源

スワンガンツカテーテルの語源は、発明者の名前に由来します。
1970年代のアメリカで、Jeremy Swan 博士とWilliam Ganz 博士の両名によって考案・開発されたため、2人の名前をとって「Swan-Ganz カテーテル」と呼ばれるようになりました。

「カテーテル」という医療器具は、体内に挿入して検査や治療を行う柔らかく細い管のことです。スワンガンツカテーテルは、治療ではなく検査を主な目的としています。

「スワンガンツカテーテル」の役割

スワンガンツカテーテルは、心機能が低下していることで生命の危険がある場合に用いられます。
急性心不全や心筋梗塞、ショック状態の患者をはじめ、心肺停止から蘇生した後や心臓手術後の観察などにも使われています。

スワンガンツカテーテルで測定できる値として、深部体温、右心房圧(中心静脈圧)や、心拍出量、肺動脈圧といったものが挙げられます。
また、肺動脈楔入圧を測定することで、連続的に血行動態評価ができるという利点があります。「血行動態」とは、心臓の動き方や心臓が送り出す血液の量およびその流れのことを指し、血行動態を把握することは治療方針を決定する上でも重要となっています。

「スワンガンツカテーテル」の例文・用例

スワンガンツカテーテルを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●ショック状態のため、スワンガンツカテーテルを準備します。
スワンガンツカテーテルの先端にはバルーンがついています。

SNSでの「スワンガンツカテーテル」の使われ方

「スワンガンツカテーテル」の類義語

スワンガンツカテーテルの類義語は、「肺動脈カテーテル」です。
こちらも同じカテーテルのことを指して使われることがあります。
肺動脈に留置されるため、このように呼ばれます。

「スワンガンツカテーテル」の対義語・反意語

スワンガンツカテーテルの対義語・反意語はありませんでした。