「チャルメラ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「チャルメラ」の意味とは

チャルメラとは、主にひと昔前の屋台のラーメン屋さんが吹いていた木管楽器

のことです。先がラッパのように広がっていますが吹き口はオーボエのようなダブルリードです。西アジアで生まれたズルナという楽器が、シルクロードを渡って中国でスオナに変わり、それが日本化したのがチャルメラだといわれています。一般的に前面に7つ、背面に1つの指孔があり、先端がアサガオのような形をしているのが特徴です。木製のものが多く、独特の温かみのある音色で、お店の存在を遠くからでも知らせ、食欲をそそる役割を果たしていました。
チャルメラの音色は、ラーメン屋や吹く人のテクニックによっても少しずつ異なり、お店の個性を出す要素の1つにもなっていました。

なお、チャルメラの音色を聞けるラーメン屋さんは、昔に比べると少なくなりましたが、今でも昔ながらのラーメン屋さんや、屋台などでは、チャルメラの音色を聞けるところがあります。

「チャルメラ」の語源


チャルメラという言葉は、ポルトガルの楽器「charamela」が語源と言われています。16世紀後半の南蛮貿易の際に日本に伝わり、その後、中国を経由して現在の形になったと考えられています。当初は「南蛮笛」や「唐人笛」と呼ばれていましたが、ポルトガルの呼び名である「チャルメラ」が定着しました。

「チャルメラ」の例文・用例


チャルメラを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●昔ながらのラーメン屋ではチャルメラの音色が懐かしい。
チャルメラの音色を聞くと、お腹がすいてくる。

「チャルメラ」の別の意味

「チャルメラ」といえば、楽器だけでなく、明星食品のインスタントラーメンの名称としても知られています。このラーメンの名前は、屋台ラーメンでチャルメラの音色が聞かれたことに由来しています。明星食品の「チャルメラ」のCMで流れていたメロディーは、チャルメラの音色を模倣したもので、多くの人々に親しまれています。

SNSでの「チャルメラ」の使われ方

「チャルメラ」の類義語

チャルメラの類義語は「哨吶(すおな)」です。哨吶とは元々中国の言い方で、チャルメラの別名です。

「チャルメラ」の対義語・反意語

チャルメラの対義語・反意語はありませんでした。