「角質細胞」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「角質細胞」の意味とは
角質細胞とは、皮膚の最外部にある、角質を構成している細胞のことです。
角質細胞は薄板状の薄い細胞で、細胞膜が通常の細胞と比べて非常に厚いのが特徴です。その内側には周辺帯と呼ばれる強靱な構造があり、角質細胞がそれを強力に覆うことで、体外からの異物や刺激から皮膚を守っています。厚さは1mm程度で長径30〜40mm程度の多角形や円形をしています。角質細胞同士は角層細胞間脂質などによって接着しており、容易に離れないようになっていますが、最外層では接着力が弱くなり、角質細胞の剥離が生じます。健康な皮膚では、角質細胞は垢となってはがれるので目に見えるものではありませんが、肌荒れなどのトラブルがある場合は角層細胞が目に見える塊となって剥離します。
角質細胞はケラチンと呼ばれる繊維状タンパク質を主成分に構成されています。顕微鏡で観察すると、ケラチン繊維とフィラグリンと呼ばれるタンパク質が規則性を持って並んでおり、ケラチン紋様と呼ばれる構造になっています。
細胞の機能に必要な核や細胞小器官がなく、細胞生物学的には死んでいる状態の細胞です。
「角質細胞」の例文・用例
角質細胞を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●角層は角質細胞が何層にも重なって形成されている。
●剥がれにくくなっている角質細胞はピーリングでケアしよう。
SNSでの「角質細胞」の使われ方
「角質細胞」の類義語
角質細胞の類義語は「角層細胞」です。意味は角質細胞と同じです。
「角質細胞」の対義語・反意語
角質細胞の対義語・反意語はありませんでした。