「ケロイド」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ケロイド」の意味とは
ケロイドとは、傷が治る過程で組織の異常な増殖が生じることによって、傷の範囲を大きく超えて赤く盛り上がっていく病気のことです。
新たな血管ができるために赤く見え、コラーゲンが異常に増殖することによって盛り上がって見えるようになります。皮膚の深いところにある真皮という部分で炎症が続くため、痛みやかゆみを生じるようになります。
ケロイドは発症したとしても腫瘍などと違って大きな健康被害や転移の危険はありませんが、目立ちやすい見た目であるため、精神的な負担を強いられることも少なくありません。そのため、しっかり治療をしていくことが大切です。
「ケロイド」の語源
ケロイドの語源はギリシャ語の「鉤爪(かぎづめ)」、つまり、動物のもつ、根元から先にかけて内側に湾曲した爪、に由来します。
「ケロイド」のできる原因
ケロイドはやけどや手術の跡の他、にきび、ピアスの穴、注射の跡、虫刺されなどなどのごく小さな傷から発生することも多く、遺伝やアレルギー体質も関与していると考えられています。
「ケロイド」の治療
ケロイドの治療には、抗アレルギー薬の内服、皮膚の炎症を抑えるステロイドやテープ、注射のほか、ケロイドの血流を抑えて増殖を防ぐ圧迫療法やケロイドを切除する手術や放射線療法が行われることがあります。しかし、ケロイドは治療を行っても再発を繰り返すことも少なくありません。
「ケロイド」の例文・用例
ケロイドを使った例文・用例を紹介します。
●やけどの跡がケロイドになっちゃった!
●このケロイド、目立つところにできちゃったからずっと気になっているんだ。
SNSでの「ケロイド」の使われ方
「ケロイド」の類義語
ケロイドの類義語は「蟹足腫(かいそくしゅ)」です。蟹(かに)の足のような形になるため、このような呼び名がつけられています。
「ケロイド」の対義語・反意語
ケロイドの対義語・反意語はありませんでした。