「トリプシン」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「トリプシン」の意味とは
トリプシンとは、膵臓から分泌されるタンパク質分解酵素であるトリプシノーゲンが十二指腸に達し、腸液に含まれているエンテロキナーゼにより活性化されたもののことです。トリプシンには、タンパク質を水と反応させることで分解反応を起こし、小分子のペプトンやポリペプチドにする働きがあります。
トリプシンは膵臓に飲み存在するタンパク質分解酵素であるため、膵疾患の検査に用いる値として有用です。性差や1日の変動幅も小さい値となっています。なお、酵素は一般的に活性値を測定することが多いですが、血中でのトリプシンはその阻害物質と結合しているため、活性値ではなくタンパク量が測定されます。
トリプシンが高値を示す場合は、急性膵炎、膵嚢胞、薬物性膵炎、腎不全、胆石症といった疾患が見られ、逆に低値を示す場合は、膵全摘後、インスリン依存性糖尿病などといった場合が考えられます。
「トリプシン」の語源
トリプシンという名はギリシャ語の「tripsis(摩擦、粉砕)」に由来します。1874年、ドイツの生理学者キューネによって命名されました。
「トリプシン」の例文・用例
トリプシンを使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●トリプシンの値が異常に高いので検査が必要だ。
●トリプシン抑制物質が含まれている食品には何がある?
SNSでの「トリプシン」の使われ方
「トリプシン」の類義語
トリプシンの類義語はありませんでした。
「トリプシン」の対義語・反意語
トリプシンの対義語・反意語はありませんでした。