「番付外」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「番付外」の意味とは
番付外とは、相撲の階級である番付に名前がない力士という意味です。
「番付外」の概要
大相撲では、力士の力量や成績を踏まえて階級分けが行われます。
その順位表のことを「番付」や「番付表」と呼び、大相撲には欠かせないものとなっています。また、力士だけでなく行司などの役職についている者の名前も掲載されます。
この番付の一番下の階級は「序ノ口」と呼ばれ、序ノ口に届いていない力士は番付に四股名が乗ることがないため「番付外」と呼ばれています。
「番付外」になる理由
番付外になる理由としては、以下のようなものが挙げられます。
新弟子検査に合格したばかり
大相撲の力士を志望する場合、日本相撲協会が開催する「新弟子検査」を受検する必要があります。この検査は本場所前に毎回行われるもので、本場所初日の数日前に行われるものです。新弟子検査に合格した者は、まずは番付外からスタートすることになります。
前場所の階級が序ノ口の状態で全休した
番付最下位の階級である「序ノ口」にいながら本場所を全休してしまうと、番付外に陥落する決まりとなっています。序ノ口で全敗しても、陥落することはありません。
前場所の前相撲を全休した
「前相撲」というのは、番付外の力士がとる相撲のことです。
新弟子検査の合格者や序ノ口から陥落した力士がとるもので、本場所取組前の朝早い時間から行われます。この前相撲の取組を行うことで初めて「序ノ口」にあがることができ、そのことを「出世」や「再出世」と呼びます。
しかし、この前相撲を何らかの理由で全休してしまうと、ずっと番付外のままということになります。
「番付外」の例文・用例
番付外を使った例文・用例を紹介します。
●このままじゃ番付外になっちゃいそうだね…。
●番付外からまずは序ノ口に上がれるように前相撲を頑張るぞ~!
SNSでの「番付外」の使われ方
「番付外」の類義語
番付外の類義語はありませんでした。
「番付外」の対義語・反意語
番付外の対義語は、「関取」です。
関取は、番付の中で十両以上の階級にいる力士の総称です。この下の幕下、三段目、序二段、序ノ口までが番付に四股名が掲載される階級となっています。