「出稽古」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「出稽古」の意味とは
出稽古とは、相撲力士が別の部屋へ出向いて行う稽古という意味です。
「出稽古」の特徴
大相撲の力士は「相撲部屋」という力士を育成する機関に所属しています。
相撲部屋は2021年3月場所時点で44部屋あり、そのいずれかに所属して部屋が持つ施設で共同生活をしていくのです。
稽古も基本的にこの部屋の中で、部屋の力士同士で行われています。
大相撲の本場所では同じ部屋の力士同士で対戦することはなく、このルールがあるからこそ駆け引きや雑念なしで稽古に励むことができます。
一方、本場所が始まる前にはより本番を見据えた稽古が必要です。
そのため、より力量に見合った力士、より自分を鍛え上げてくれる力士と稽古をするため、違う部屋へ出向いて稽古をすることがあり、これを「出稽古」と呼んでいます。
特に小さい相撲部屋だと人数が少なく、力量にあまりに差があると本番前の調整に適さないため、このような稽古方法が用いられています。
「出稽古」の別の意味や使われ方
出稽古という言葉は、相撲だけでなく他の分野でも使われています。
ボクシングや空手などの格闘技で他のジムや道場に出向いて手合わせをすることや、音曲や舞踏などの芸事を先方に出向いて教えに行くことも「出稽古」と呼ばれます。
「出稽古」の例文・用例
出稽古を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●新型コロナウイルスの影響で、当面の間出稽古が禁止になってしまいました。
●出稽古でより強い相手と取組をして、本場所前に仕上げていこう。
SNSでの「出稽古」の使われ方
「出稽古」の類義語
出稽古の類義語はありませんでした。
「出稽古」の対義語・反意語
出稽古の対義語は、「内稽古」です。
芸事において、師匠が自宅で稽古をつけることをいいます。