「春場所」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「春場所」の意味とは
春場所とは、春に開催される大相撲の本場所のことです。
基本的に3月頃に大阪場所で行われます。
別名「3月場所」とも言います。
「春場所」以外の本場所は?
大相撲では、春場所以外にも一年に6回「本場所」が行われます。
本場所とは、力士の序列(番付)を決めるための興行のことです。
1月、3月、5月、7月、9月、11月の奇数月に開催され、この中で3月に行われる本場所が「春場所」です。
3月場所(春場所)と同様に、他の月で開催される本場所についても別名があります。
各月における本場所の呼称と開催地は、以下の通りです。
・1月:初場所(東京)
・3月:春場所(大阪)
・5月:夏場所(東京)
・7月:名古屋場所(愛知)
・9月:秋場所(東京)
・11月:九州場所(福岡)
それぞれ15日間行われるのが通例です。
3月場所に対する「春場所」以外の呼称
3月場所に対して「春場所」以外の呼称が使用されるケースもあります。
例えば、3月場所が行われる大阪では「大阪場所」と呼称する場合も多く、AmebaTVの相撲中継においてもこの名称が用いられています。
また、1973年の中学生力士の禁止に伴い、中学校を卒業したばかりの力士が3月場所で初土俵を踏むことが多くなったことから「就職場所」などと呼ばれた時期もありました。
ちなみに、3月場所で番付上位の力士が負ける傾向が目立つことから「荒れる春場所」とも呼ばれています。
「春場所」が話題になった出来事
2011年に発覚した「大相撲八百長問題」によって春場所が開催中止になったことが話題になりました。
大相撲の八百長とは、現役の力士同士が勝ち負けを金銭で売買し、故意に敗退する行為のことです。
力士同士のメールのやり取りの中で発覚し、外部委員会による調査に時間がかかることから、春場所の開催が中止されました。
また20年には、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的として、無観客で開催されたことも記憶に新しいです。
21年の開催でも、同様な観点から大人数の移動を避けるため、大阪ではなく東京で開催されるという異例の処置が取られました。
「春場所」の名勝負は?
春場所で行われた名勝負として、以下の3例を挙げることができます。
・1960年に行われた横綱栃錦と横綱若乃花の取組
・1969年に行われた横綱大鵬と前頭筆頭戸田の取組
・1978年に行われた大関旭國と前頭4枚目魁傑の取組
横綱栃錦と横綱若乃花の取組は、両力士とも全勝同士で、かつ千秋楽の結びの一番で優勝を争う史上初の勝負で、若乃花が全勝優勝の快挙を遂げました。
また、横綱大鵬と前頭筆頭戸田の取組では、45連勝中だった大鵬を戸田が破りましたが、後に戸田の右足が先に土俵を割っていたことが映像などから発覚。
「世紀の大誤審」などと揶揄され、ビデオ判定が導入されるきっかけを作りました。
大関旭國と前頭4枚目魁傑の取組は、水入り(※)後に計11分間にも及ぶ熱戦が繰り広げられたことで有名です。
(※水入りとは、長時間の取組となった際に、一時中断して休養を取ること)
「春場所」の例文・用例
春場所を使った例文・用例を紹介します。
●春場所の千秋楽が楽しみ
●春場所の番付が決まった。
SNSでの「春場所」の使われ方
「春場所」の類義語
春場所の類義語は、「3月場所」「大阪場所」です。
「3月場所」「大阪場所」ともに、春場所の他の呼称です。
「春場所」の対義語・反意語
春場所の対義語・反意語はありませんでした。