「木村庄之助」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「木村庄之助」の意味とは
木村庄之助とは、相撲における行司の最高位のことです。
読みは「きむら しょうのすけ」です。
行司の階級には下位から順に「序ノ口格」「序二段格」「三段目格」「幕下格」「十両格」「幕内格」「三役格」「立行司」があり、庄之助は立行司に該当します。
立行司には庄之助の他に「式守伊之助(しきもり いのすけ)」があります。
また、立行司の中にも序列があり、庄之助が最高位で、次の位が伊之助です。
本場所において、基本的に庄之助が裁くのは結びの一番(※)のみです。
(※結びの一番とは、各日における幕内最後の取組のことです)
ただし、千秋楽(※)の優勝決定戦を庄之助が担当する場合、1日二番を裁くことになります。
(※千秋楽とは、本場所の最終日のことです)
「木村庄之助」になるための条件は?
木村庄之助は式守伊之助が襲名するのが慣例です。
過去には伊之助を経ずに庄之助になった事例もありますが、24代目以降は慣例通り伊之助を経て庄之助に就任しています。
仮に庄之助が引退した時点で、伊之助が適任者でなかったり、そもそも伊之助が不在(同時に引退した等)の場合、次場所では庄之助が空位のまま取り行われます。
現在の「木村庄之助」は?
木村庄之助は2015年の3月場所で37代目が停年退職をしてから現在(22年6月時点)まで空位のままです。
当時、次期庄之助の候補だった40代伊之助が不祥事を起こしたことで辞職したためです。
現在の41代伊之助は体調不良による休場や裁定ミス等が問題点として挙げられており、庄之助の適任者として認められていない状態です。
「木村庄之助」の装束
烏帽子(えぼし)や直垂(ひたたれ)といった室町時代の武士の装束が行司の基本的な装束です。
さらに階級によって色や着付けの仕方が異なります。
例えば、幕下格以下の装束の紐の色は黒または緑、十両格は青白、幕内格は紅白、三役格は朱、というふうに色分けされています。
また、十両・幕内格は足袋を履いて袴の裾を下すのに対して、幕下格以下は袴の裾を上げて裸足で土俵に立たなければなりません。
一方、立行司の場合は庄之助の紐の色が紫で、伊之助は紫白です。
また、腰に印籠を下げ(※)、脇差を差しているのが特徴です。
(※三役も腰に印籠を下げます)
これは、差し違え(※)を行った場合に切腹する覚悟を示していると言われています。
(※差し違えとは、判定を誤り敗者に軍配を挙げてしまう行為のことです)
「木村庄之助」の例文・用例
木村庄之助を使った例文・用例を紹介します。
●結びの一番で木村庄之助が土俵に上がる。
●長らく木村庄之助不在のままだ。
SNSでの「木村庄之助」の使われ方
「木村庄之助」の類義語
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「木村庄之助」の対義語・反意語
木村庄之助の対義語・反意語はありませんでした。