「前裁き」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-01-28

「前裁き」の意味とは

前裁きとは、相撲の立ち合いの時に、相手の得意な攻めを許さず、先手を取って有利になるために、相手の手をはね返して争うことという意味です。

また、主要な事柄を順調に進めるため、あらかじめ行なう処理という意味もあります。

前さばきをしている動画はこちらです。

「前裁き」の特徴

相撲で、相手の得意の手を押さえて、先手を取るため、力士がお互いに相手の手をはね返して争うことです。
立ち合いの時の、差し手争いです。
腰を低くし、肘を横腹につけたまま、手先だけを相手の下からはね上げるように使います。

「前裁き」の英語表現

英語では、「forward movement control」と表します。
下記のように説明する方法もあります。
―in sumo wrestling, 'maesabaki’, which is dominating the opponent by preventing a frontal attack(「前裁き」という相撲における動作)

「前裁き」の別の意味や使われ方

陸上競技の練習時に使われる指導用語でもあります。
陸上競技で走る際や跳躍の際に、足を動かしますが、太ももを身体の前方で上げ下げする動きを「前裁き」といいます。下記のような使い方をします。
―陸上のコーチに前裁きの指導をしてもらった。

「前裁き」の例文・用例

前裁きを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●相手は前裁きが上手い。
●協議会の議決には、前裁きが必要だ。

SNSでの「前裁き」の使われ方

「前裁き」の類義語

前裁きの類義語は、「差し出争い」です。
意味は、相撲で両力士が得意の側の腕を、相手の下手も入れようと争うことです。
前裁きは、特に、立ち合い時の差し出争いをさします。

「前裁き」の対義語・反意語

前裁きの対義語・反意語はありませんでした。