「日本相撲協会」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「日本相撲協会」の意味とは
日本相撲協会とは、大相撲の本場所および巡業を開催している相撲興行団体のことです。
正式名称は「公益財団法人日本相撲協会」で、英語では「Japan Sumo Association(JSA)」と呼称されます。
相撲を「日本固有の国技」と位置付けし、相撲の伝統と秩序を維持し継承、発展させることを目的としています。
具体的には、主に以下のような活動を実施しています。
・本場所および巡業の開催
・相撲道の指導と普及
・相撲に関連する記録の保存と活用
・国際親善(海外公演や海外巡業など)
・上記に必要な施設の管理と運営
なお、当団体と混同されやすい組織として「日本相撲連盟」があります。
日本相撲連盟では、主にアマチュア相撲の競技会などを取り仕切っています。
「日本相撲協会」の歴史
現在のような職業としての相撲が盛んになったのは江戸時代からです。
そして当時、各相撲部屋を統率していた「江戸相撲会所」が日本相撲協会の前進と考えられています。
明治22年(1889年)に「東京大角力協会」に改められ、大正14年(1925年)に「大阪角力協会」と合併し「財団法人 大日本相撲協会」が誕生しました。
戦後に「大日本」の「大」が削除されて「日本相撲協会」に改称、2014年に公益財団法人に移行しました。
「日本相撲協会」を巡る問題・不祥事
日本相撲協会はしばしば組織の閉鎖性が指摘されています。
それを象徴する例として、諮問機関にあたる横綱審議委員会のメンバーが親方や元力士など、いわゆる身内だけで構成されていることが挙げられます。
近年では角界における不祥事が次々と発覚し、公益法人としての責任が問われています。
例えば、07年には時津風部屋で新弟子の力士が親方と数人の力士から暴行を受け、死亡した痛ましい事件が発生しました。
また、08年には現役力士の大麻所持と吸引が発覚し、当時の北の湖理事長が辞職する事態に発展しました。
さらに2010年に大関・琴光喜をはじめとする野球賭博問題、現役親方の暴力団幹部との交流が取り沙汰されています。
11年には本場所の中止に発展した大相撲八百長疑惑問題、17年から18年にかけては横綱・日馬富士による暴行、行司によるセクハラ問題、十両・大砂嵐による無免許運転など、日本相撲協会内における不祥事が後を絶ちませんでした。
直近では、新型コロナウイルスの流行に伴い、不要不急の外出を禁じるガイドラインを協会が定めたものの、違反する親方・力士が続出し、協会のガバナンスの欠如も指摘されています。
「日本相撲協会」の例文・用例
日本相撲協会を使った例文・用例を紹介します。
●日本相撲協会には、将来の力士育成に尽力してもらいたい。
●日本相撲協会の対応には、厳しい意見もある。
SNSでの「日本相撲協会」の使われ方
「日本相撲協会」の類義語
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「日本相撲協会」の対義語・反意語
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