「取り直し」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「取り直し」の意味とは
取り直しとは、大相撲の取組においての再試合という意味です。
「取り直し」になる原因
大相撲の取組が取り直しとなる原因は大きく分けて2種類あります。
物言い
「物言い」とは、行司が下した判定に審判委員などが異議を唱えることです。
物言いがつくと直ちに協議に入り、ビデオ判定なども用いて判断が下されます。この協議の結果、同時に土俵を割ったり手や身体が地面についていた「同体」とみなされると、すぐに取り直しが行われます。
取り直しでも再び「同体」となった場合は、勝負がつくまで取り直しが行われます。
水入り
「水入り」とは取組が長時間にわたったことで力士が疲弊し、試合が進まなくなった場合、行司と審判委員の合意の元で取組を一時中断することを言います。「水が入る」とも言います。この「水」というのは、土俵の傍にある桶に入れられた「力水」のことを指します。
物言いの場合はすぐに取り直しとなりますが、こちらの水入りの場合は二番後での取り直しとなります。ただし、幕下以下は二番待たずにすぐの取り直しとなっています。
それでも勝負がつかない場合は引き分けとなります。
時間としては4分を過ぎると「水入り」となることが多いです。その場合は、その時の組み手や足が着いている位置などを確認・記録し、取り直しの際はその組み手と位置を再現した状態から始めます。
「取り直し」とさがり
行司の判定に物言いがついて協議に入っている間、力士は待っていることになりますが、その間に廻しについている「さがり(ヒラヒラした紐状の飾り)」を外してしまう力士も多く見られます。取り直しの際はそのまま、さがりが外れている状態でも問題なく取組ができます。
「取り直し」の例文・用例
取り直しを使った例文・用例を紹介します。
●おお~やっぱりこの取組は取り直しか。
●同体取り直しの末、華麗に一勝を決めました!
SNSでの「取り直し」の使われ方
「取り直し」の類義語
取り直しの類義語はありませんでした。
「取り直し」の対義語・反意語
取り直しの対義語・反意語はありませんでした。