「加藤一二三」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「加藤一二三」の意味とは

加藤一二三とは、1940年(昭和15年)1月1日生まれ、福岡県出身の将棋棋士です。

現在、唯一生存している戦前生まれの名人経験者です。

「一二三」は「ひふみ」と読みます。

「神武以来の天才」「一分将棋の神様」などの異名を持ち、将棋界に輝かしい実績を残しました。

2016年6月に現役を引退し、翌年7月に芸能事務所『ワタナベエンターテインメント』所属のタレントに転身しています。

また、17年に仙台白百合女子大学の客員教授に就任し、18年には「旭日小綬章」を授与されました。

「生ける伝説」とも言える大棋士ですが、非常にユニークで愛らしいキャラクターの持ち主としても広く知られています。

昨今では、タレントへの転身によってテレビ番組への出演が増え、「ひふみん」という愛称で世間一般に親しまれるようになりました。

「加藤一二三」の棋士としての記録

加藤氏が残した主な記録は以下の通りです。

・最高齢現役(2017年引退)
・最高齢勝利
・最高齢対局
・現役勤続年数
・通算対局数
・通算敗戦数

また、1950年~2000年代で順位戦最高峰A級の在籍経験のあるのは加藤氏だけです。

14歳7カ月という史上最年少棋士の記録を有していましたが、2016年に藤井聡太氏が14歳2か月でプロ入りを果たしたことで、62年ぶりの記録更新となりました。

加藤氏の一般棋戦優勝回数は23回で、現状、中原誠氏の28回に次ぐ第4位です。

現役時代の通算成績は1324勝1180敗で、勝率0.529でした。

「加藤一二三」の人物像

加藤氏は1940年1月1日に福岡県嘉穂郡稲築村(現在の嘉麻市)で誕生しました。

最終学歴は「早稲田大学第二文学部中退」です。

将棋の記録はさることながら、2000年に『紫綬褒章』、18年に『旭日小綬章』を授与されるなど、将棋界内外を問わず尊敬を集めていることがわかります。

また、16年には「嘉麻市名誉市民」にも選ばれました。

加藤氏の妻は加藤紀代氏で、かつて中学生棋士として活躍していた加藤氏が、学校を休まなければならなかった時に、授業の内容を書き写したノートを届けてくれた同級生です。

60年1月に結婚し、仲人は先輩棋士の升田幸三が務めています。

加藤氏は敬虔なキリスト教徒としても知られており、1970年に下井草カトリック教会で洗礼を受けました。

1986年にはローマ教皇ヨハネ・パウロ2世より『聖シルベストロ教皇騎士団勲章』を授与されています。

また、加藤氏の趣味として「クラシック音楽」「グルメ」が挙げられます。

とりわけ現役時代には、対局中に必ず鰻重を頼むことで知られ、健啖家としての一面をのぞかせていました。

「加藤一二三」の例文・用例

加藤一二三を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

加藤一二三はアウトデラックスで知りました。
加藤一二三の過去の偉業を学ぶべき。

SNSでの「加藤一二三」の使われ方

「加藤一二三」の類義語

加藤一二三の類義語はありませんでした。

「加藤一二三」の対義語・反意語

加藤一二三の対義語・反意語はありませんでした。

将棋用語

Posted by 杏奈琴湖