「太閤将棋」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「太閤将棋」の意味とは
太閤将棋とは、将棋の変則ルールのひとつで、飛車の前に初期配置されている上手の歩をあらかじめ落としてある状態で始める将棋のことです。
「太閤将棋」の由来
太閤将棋という名前の由来は、太閤秀吉(豊臣秀吉)が考案したからだとされています。
豊臣秀吉は将棋がとても好きでしたがあまり得意とはいえず、なかなか勝つことができませんでした。そのため、駒を落とすことで有利になるようなルールを考えたといわれています。
「太閤将棋」の特徴
太閤将棋のような将棋はいわゆるハンディキャップ戦である「駒落ち戦」と呼ばれ、上手が先手となります。
通常、駒落ち戦で駒を落とすのは将棋が得意な方で、駒を落としていない方が有利になるように調整されます。
例えば、「香落ち」というのは上位者の香車を落として始められるため、上手の戦力をやや抑えた状態で戦います。
太閤将棋は駒を落とした方に有利に働くという点で特殊な駒落ち戦とされています。
「太閤将棋」のポイント
飛車は縦横にいくらでも進むことができますが、他の駒を飛び越えることはできません。
そのため、初期配置で前にある歩を動かしてから徐々に相手の陣地に向かって動いていきます。途中で取られずに敵陣まで入ることができれば「成る(駒をひっくり返す)」ことができ、飛車から「竜王」という駒に変わり、縦横に加えて斜めに1箇所ずつ動けるようになります。
太閤将棋の上手は目の前にあるはずの歩がない(遮る駒がない)状態の飛車を、初手で下手の陣地まで動かして竜王にすることができます。そのため、上手は序盤戦を有利に進めることができます。
「太閤将棋」の例文・用例
太閤将棋を使った例文・用例を紹介します。
●彼はまだ初心者だから、まずは太閤将棋を指してみるのはどうかな?
●太閤将棋は初期配置こそ変則的だけど、その後のルールは普通の将棋と同じなんだね。
SNSでの「太閤将棋」の使われ方
「太閤将棋」の類義語
太閤将棋の類義語はありませんでした。
「太閤将棋」の対義語・反意語
太閤将棋の対義語は「平手戦」です。
こちらはハンディキャップなしの通常の将棋のことで、上手も下手も20枚の駒を並べて対局することをいいます。