「椅座位」とは?意味と例文が3秒でわかる!
目次
「椅座位」の意味とは
椅座位とは、椅子に座っている姿勢という意味です。読み方は「いざい」です。
「椅座位」の特徴
椅座位は介護の現場でよく使われる用語です。介護をされる人には、寝たきりの人や自立して座ることができる人、補助をされながら歩くことができる人など、その人それぞれの「可能な体位」や「辛い体位」があり、それを介護者が把握するのはとても大切なことです。そのため、姿勢や体位を表す用語には様々なものがあります。
椅座位もそのひとつで、「座位」という座った姿勢を指す言葉の一種です。椅子や車椅子に腰掛けて足の裏が床についている状態を指します。背もたれに背中を預けることもあります。
「椅座位」のメリット・デメリット
椅座位のメリット・デメリットをご紹介します。
椅座位のメリット
- 動作の範囲が広く、動きやすい
- 食事や談笑などに適した姿勢である
- 効率よく腹式呼吸ができ、楽に活動できる
- 咳や排痰がしやすい
椅座位のデメリット
- 上半身の重さが座骨に集中する
- 姿勢を保持するための筋力や筋肉の緊張が必要
「椅座位」の例文・用例
椅座位を使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●あまり長時間椅座位の状態でいると褥瘡ができやすいので、適宜体位を変更してあげてください。
●椅座位ができるようになってよかったですね!
SNSでの「椅座位」の使われ方
「椅座位」の類義語
椅座位の類義語は、「半座位(はんざい)」「端座位(たんざい)」「長座位(ちょうざい)」です。それぞれご紹介します。
半座位
リクライニングできる介護ベッドなどによって、仰向けで上半身を少し起こした姿勢を指します。
端座位
ベッドや椅子の端っこに腰掛けた状態です。ベッドから車椅子に移る時などによく見られます。
長座位
両足を真っ直ぐ伸ばして座る姿勢を指します。椅座位に比べ、上半身が不安定になりやすく、長時間とる姿勢には向いていません。
「椅座位」の対義語・反意語
椅座位の対義語は「立位(りつい)」「臥位(がい)」です。
立位は立っている状態、臥位は寝ている状態です。