「機械浴」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「機械浴」の意味とは
機械浴とは、自力で歩行できない人や座った姿勢を保てない人のために、専用の機能がついた入浴装置を使って入浴の介助をする方法のことです。
「機械浴」の特徴
病気や障害、高齢などによって介護が必要な場合、その状態に合わせて移動や身の回りのケアなどの介助を行いますが、入浴の介助もそのひとつです。
要介護者がどのような状態か、どこまで自立できて何を望んでいるかを考慮し、入浴の介助方法を決定します。
「機械浴」は、主に寝たきりの方、座った姿勢を保てない方、自力で歩行したり入浴に関する動作が困難な方に向けた入浴介助方法で、専用の機能がついた入浴用の機械を使用します。
「機械浴」の種類
機械浴には、大きく分けて2つの種類があります。それぞれご紹介します。
チェアー浴
入浴の動作は困難だけど、座った姿勢は保てるという方向けの機械浴です。
専用の椅子に座ったまま、浴槽の壁が開いてそのまま入浴することができます。椅子を上下に動かさずに入れるので、安心感があるというメリットがあります。
ストレッチャー浴
寝たきりや、座った姿勢を保てない方向けの機械浴です。
ストレッチャーに寝た状態で身体を固定し、ストレッチャーを上下に動かして入浴します。体や髪を洗うのも、そのままの姿勢で行います。
「機械浴」の例文・用例
機械浴を使った例文・用例を紹介します。
●今日は機械浴の利用者さんが多いので、分担してスムーズに行っていきましょう。
●この施設なら最新の設備で機械浴もできるんだね。
SNSでの「機械浴」の使われ方
「機械浴」の類義語
機械浴の類義語は、「中間浴」です。
座った姿勢は保てるけど立つことは難しいという方に向けた入浴介助方法で、上下左右に移動するリフト式の椅子に座って入浴します。
「機械浴」の対義語・反意語
機械浴の対義語は、「一般浴」です。
自立して歩行できる方、手すりにつかまって歩行できる方などが主に自分で入浴することを、介護の現場では区別してこのように呼びます。