「枡席」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-01-30

「枡席」の意味とは

枡席とは、芝居小屋や相撲場などで、土間を四角形に仕切った客席で、日本の伝統的な観客席の形という意味です。

「枡席」の語源

枡席の語源は、座席の形です。枡席は、土間を四角形の桝形に仕切り、複数名で使えるようにした客席です。枡の形に仕切ったところから、枡席と呼ばれています。

「枡席」の特徴

土間や板敷の間を、2~4名が座れるように木枠や鉄枠で四角形に仕切り、これを「ひと枡」として観客に提供する形になっていることが多いです。

「枡席」の広さ

両国国技館の枡席の広さは、「1,3m×1,3m」です。
そのスペースに座布団が4枚敷かれており、4人まで座ることができます。

「枡席」の英語表現

英語では、「a box seat」と表します。

「枡席」の数え方

「ひと枡、ふた枡…」と数えます。
相撲の枡席は、ひと枡に4人で座ることが多いです。

「枡席」の値段

枡席は、ひと枡ごとに販売されています。
4人枡には、4人まで座ることができるので、ひと枡を1人や2人で使ってもいいですが、料金は枡ごとに支払う必要があります。
例えば、国技館の枡席Aは、ひと枡4万6800円だが、4人で使えば一人当たり1万1700円で済むが、使う人数が少なくなれば、それだけ高額の負担になります。

「枡席」の派生パターン

ペアシート

通常は4人で座る枡席を2人で座れて、かつ価格も2人分の価格で観戦できる枡席です。

シニア枡席

60歳を超える方が1名以上いて、4人で座る枡席を購入する場合に、枡席の値段が割引になるサービスです。

「枡席」のメリット

枡席のメリットは、観戦しながら飲食ができることです。また、写真撮影も可能です。
枡席より土俵に近い、一人席に「溜席(たまりせき)」がありますが、こちらは土俵近くで観戦はできますが、飲食や写真撮影はできません。
焼き鳥などを食べ、ビールを飲みながら相撲観戦をしたいという人は、枡席がおススメです。

「枡席」のデメリット

枡席は、靴を脱いで、座布団に座って、観戦しなければならないため、出入りがスムーズにできません。
足が悪く、座布団に長時間座るのが困難な人や、トイレが近い人などは、枡席を選ばない方がいいでしょう。

「枡席」の例文・用例

枡席を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

枡席のチケットを取った。
枡席から観客が拍手で声援を送っている。

SNSでの「枡席」の使われ方

「枡席」の類義語

枡席の類義語は、「桟敷(さじき)席」です。
意味は、劇場や相撲場などで、板を敷いて土間より高く構えた見物席です。
枡席は、桟敷席に設けられることが多いです。

「枡席」の対義語・反意語

枡席の対義語は、「椅子席」です。
意味は、相撲で2階以上に設けられた一人用の観客席です。
枡席とは違い、一人にひと席が割り当てられてられています。