「日内変動」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「日内変動」の意味とは
日内変動とは、脳の「体内時計」によってコントールされている、体温、睡眠、心拍数や血圧などの生体リズムが、一日の中で変動することという意味です。
例えば、体温は朝が低く、夕方に高くなります。
パーキンソン病では日内変動が非常に激しいと言われており、先ほどまで普通に行動できていたにもかかわらず、突然動けなくなるケースも珍しくありません。
不眠症や睡眠障害にも日内変動が関わっています。
うつ病の「日内変動」
うつ病にかかると、多くの人に特異的な日内変動が見られ、朝方に一番気分が落ち込み、夕方にかけて症状が軽くなる傾向にあるようです。
仕事に行くことを拒み、嫌悪している場合を例に挙げてみましょう。
出勤する朝は気持ちが全く上向かず、「今日も鬱病の症状が出ている、出勤は無理だ」と思っても、夕方に向けて徐々に気分が抑うつ状態から解放され、前向きに「明日は行けそうだ!」と感じます。
また、無理に出勤した場合には、時間の経過とともに退勤に近くなり、仕事の時間が減っていくので、気分は軽くなり、明るくなります。
しかし翌朝になると、再び抑うつ症状が現れる…といったことを繰り返すのです。
睡眠に影響する「日内変動」
体温の日内変動は、1℃程度と言われており、朝晩は低く日中に高くなります。
体温が高い日中は活発に活動し、下がれば眠くなりますが、日内変動がずれていると、体温や血圧の変動もずれてしまうのです。
そのため、寝付けない、熟睡できないなどの症状が起きている場合があります。
「日内変動」の例文・用例
日内変動を使った例文・用例を紹介します。
●最近いろいろあったせいか、日内変動が大きくなっている。
●寒いし雨だし、うつの日内変動もやばくて今日は家でじっとしていよう。
SNSでの「日内変動」の使われ方
「日内変動」の類義語
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「日内変動」の対義語・反意語
日内変動の対義語・反意語はありませんでした。