「夕マヅメ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「夕マヅメ」の意味とは
夕マヅメとは、日没の前後30分~1時間の時間帯を指す釣り用語です。
「ゆうまづめ」と読みます。
また「夕マズメ」と表記されることもあります。
日の出の前後1時間~30分の時間帯を指す「朝マヅメ」とともに、魚が釣れやすくなる時間帯として知られ、両者は「マヅメ時(まづめどき)」と総称されます。
「夕マヅメ」の語源
朝夕の薄明るい時間帯を指す「マヅメ」は、釣りをしない人にとっては滅多に聞くことのない言葉です。
マヅメ(または「まずめ」)の語源もまた、はっきりとした情報は見当たりませんでした。
ただし、より有力な由来として、以下の二説が唱えられています。
まず、夜と朝(昼)の間を詰めることから、日出・日没の時間帯を「間詰め」と呼ぶようになったという説があります。
また、古い漁村用語の「まじめ」または「まずみ」が変化したのではないかという説も有力です。
ちなみに夕マヅメだけでなく、「大禍時」や「黄昏時」「火点し頃(ひともしごろ)」「入相(いりあい)」等々、日没前後を表現する言葉が日本には数多くあります。
※参考:https://www.news-postseven.com/archives/20130911_209095.html
「夕マヅメ」が釣れやすい理由
「朝マヅメ」や「夕マヅメ」の「マヅメ時」で魚が釣れやすいのは、いくつかの理由が考えられます。
まず第一に、魚の餌となるプランクトンが浮上する時間帯であることを挙げることができます。
朝マヅメは植物プランクトンが、夕マズメには動物プランクトンが活動し始めます。
プランクトンを餌とする小魚も捕食活動を始め、さらに小魚を餌とする大型魚も捕食活動を始めます。
このような水中における食物連鎖が活性化した結果、釣り餌やルアーにも掛かりやすくなっているのではないかと考えられます。
また、単純に明るい時間帯でないと魚が活動しにくいことも関連してきます。
暗いと周囲が見えにくくなるのは魚も人間と同じです。
それゆえ、プランクトンが浮上してくる時間の中で、ほのかに明るさが残っているマヅメ時に、比較的魚の活動が増えると考えられます。
また、昼には昼行性の魚が、夜には夜行性の魚が釣れますが、マヅメ時にはどちらの魚も活動している可能性が高いです。
このように魚の行動が活発化するだけでなく、ターゲットとなる魚の数も増えている時間帯と言えます。
「夕マヅメ」ではどんな魚が狙える?
前述の通り、朝夕に限らずマヅメ時には、昼行性・夜行性の両方の魚が活動している可能性があります。
ただし、夕マヅメで餌を探し求める活動は夜行性の魚のほうが多いと言われています。
逆に朝マヅメには昼行性の魚のほうが釣れやすい傾向があります。
「夕マヅメ」の例文・用例
夕マヅメを使った例文・用例を紹介します。
●仕事帰りの夕マヅメに海岸に立ち寄る。
●今日の夕マヅメの釣果は好調だった。
SNSでの「夕マヅメ」の使われ方
「夕マヅメ」の類義語
夕マヅメの類義語はありませんでした。
「夕マヅメ」の対義語・反意語
夕マヅメの対義語は、「朝マヅメ」です。
朝マヅメは、日の出の前後30分~1時間の時間帯のことです。