「支那そば」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「支那そば」の意味とは
支那そばとは、小麦粉を練って、そば状に細く切った食品。また、茹でた中華麺をさまざまな種類のスープに入れた料理、いわゆるラーメンのことです。
明治中期から第二次世界大戦までは、ラーメンのことを「支那そば」と呼んでいましたが、戦後は使用が自粛され、「中華そば」と呼ぶようになりました。「ラーメン」は1958年頃から呼ばれるようになった名前です。
戦後「支那そば」という言葉が使われなくなったのは、戦勝国である中国から差別用語であるとして「支那」という言葉の使用の自粛を促されたからです。これにより、外務省事務官から「支那」という言葉を自粛するように通達がなされ、「支那そば」という名前も使われなくなっていきました。
ただ、使用が自粛されたとはいえ、ラーメンという食べ物が戦前に伝わってきた東京や九州などには「支那そば」という名前の名残があります。そのため、これらの地域では「支那そば」という名前で料理が提供されている場合があります。
「支那そば」の語源
明治時代当時、日本各地にあった中華街は「南京町」と呼ばれており、そこで食べられる中国由来の麺料理を、明治初期には「南京そば」と呼んでいました。その後中国の異称である「志那」を用いて「志那そば」と呼ばれるようになりました。
「支那そば」の例文・用例
支那そばを使った例文・用例を紹介します。
✓例文・用例
●支那そばは明治時代に中国から伝わった。
●老舗の名店に支那そばを食べに行こう。
SNSでの「支那そば」の使われ方
「支那そば」の類義語
支那そばの類義語は「中華そば」や「ラーメン」です。これらの呼称との違いは、時代の違いによるものです。
「支那そば」の対義語・反意語
支那そばの対義語・反意語はありませんでした。