「グリッサンド」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「グリッサンド」の意味とは
グリッサンドとは、1音1音区切らずに、手や指を滑らせて、連続して急速に音階を上げ下げする演奏技法という意味です。
ジャズやロックで多く用いられる技法です。「滑奏」とも呼びます。
「グリッサンド」の語源
グリッサンドの語源は、イタリア語の「glissando(グリッサンド)」です。
「グリッサンド」の特徴
高さの異なる2音間を連続的に「滑らせて」演奏する技法をさします。
ピアノでは初めの音から指を代えずにそのまま所定の音まで鍵盤をずらして演奏し、弦楽器でも左手の指を代えず指盤上で滑らせて演奏します。
「グリッサンド」の注意事項
声楽、管楽器、弦楽器など、明確な音階をもたずに連続してすべらせることもグリッサンドと呼ばれることがありますが、正しくは「ポルトメント(portamento)」と言います。
「グリッサンド」の英語表現
英語では、「glissando」と表現します。
「グリッサンド」の起源
グリッサンドは、鍵盤楽器では18世紀から使われている演奏技法で、ハープでは常に用いられます。
「グリッサンド」が使用されている楽曲
グリッサンドが使用されている楽曲には次のようなものがあります。
・ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』
冒頭にクラリネットの上昇グリッサンドがあります。
・ベルリオーズの『幻想交響曲』第5楽章
フルートとオーボエの下降グリッサンドがあります。
・矢代秋雄の『交響曲』第4楽章
展開部でトロンボーンの下降グリッサンドがあります。
・バルトーク・ベーラの『管弦楽のための協奏曲』第5楽章
ペダルを利用したティンパニのグリッサンドがあります。
・ストラヴィンスキーの『火の鳥』
「序奏」に弦楽器のハーモニクス・グリッサンドがあります。
「グリッサンド」の演奏の仕方
ピアノでの、グリッサンドの演奏の仕方を具体的に紹介します。
これが正解という演奏方法はありません。
代表的な演奏の仕方として、「親指を立てて滑らせる」「手の甲側の指を滑らせる」「指の腹を使う」などがあります。演奏者の手の形によっても弾きやすい方法は異なりますので、いろいろ試してみてください。
腕をリラックスさせて弾くのがポイントです。
「グリッサンド」の例文・用例
グリッサンドを使った例文・用例を紹介します。
●グリッサンドで弾いてみた。
●曲のアレンジに、グリッサンドを加えたらかっこよくなった。
SNSでの「グリッサンド」の使われ方
キーンと冷えた空気に
ゆったりとしたグリッサンド
うっとりです— IZUMIhori (@IhoriIzum) January 4, 2021
もぅ嬉しくて、嬉しくて、近くにあったキーボードで真夜中にグリッサンド?の練習をしているのは私です?♀️? pic.twitter.com/kW6Xk4CXXg
— みけまんぼ (@mikezomambo2010) January 8, 2021
「グリッサンド」の類義語
グリッサンドの類義語はありませんでした。
「グリッサンド」の対義語・反意語
グリッサンドの対義語・反意語はありませんでした。