「ぼうけんのしょ」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「ぼうけんのしょ」の意味とは

ぼうけんのしょとは、『ドラゴンクエスト』シリーズにおけるセーブファイルの呼称です。

そもそもドラゴンクエストとは、最も有名なロールプレイングゲームの一つで「ドラクエ」の略称で知られています。

シリーズ化されており、1986年の『ドラゴンクエストⅠ』発売以降、最新作のⅫまで多くのヒット作が産み出されてきました。

「ぼうけんのしょ(冒険の書)」は、作中で進められる冒険の途中経過を保存するためのセーブファイルの呼称のことです。

ユーザー間の呼称ではなく、作中で公式的に用いられている表現です。

西洋のファンタジーをモチーフにした世界観において「セーブファイル」というような直接的な表現では味わいが無いため、世界観やストーリー性を損なわない「ぼうけんのしょ」が採用されたのではないかと考えられます。

基本的に、作中に登場する王様や神父、村長に話しかけると「ぼうけんのしょ」が記入され、ゲームを中断してもそこから再開することができます。

「ぼうけんのしょ = セーブファイル」が実装されたのは『ドラクエⅢ』以降です。

『Ⅰ~Ⅱ』に関しては、コンテニュー方式として「復活の呪文」が用いられていました。

ちなみにファミコン版『ドラクエⅠ』では取扱説明書の名称として「冒険の書」が採用されていました。

「ぼうけんのしょ」が話題になった出来事

「ぼうけんのしょ」に関して、話題に上がる項目として以下2点を挙げることができます。

・保存容量
・消える

以下、詳しく説明します。

保存容量

ドラクエでは、しばしば作成できる「ぼうけんのしょ」の個数が話題になることがあります。

ファミコン版『Ⅲ』から『Ⅵ』まではカットリッジ方式を採っており、その上限は一律3つでした。

プレイステーション(PS)版として発売された『Ⅶ』ではメモリーカードにセーブする方式となったため、空き容量があればいくらでも保存することができました。

一方、カートリッジ方式のニンテンドーDS対応の『Ⅸ』では「ぼうけんのしょ」は1つのみ作成可能でした。

このように「ぼうけんのしょ」の作成上限は、対応ハードウェアのセーブ方式に大きく依存していました。

消える

ファミコンおよびスーパーファミコン対応のドラクエシリーズでは、セーブファイルが消える現象が発生することがありました。

この災難に見舞われると画面上に表示される「お気の毒ですが冒険の書〇〇は消えてしまいました」という文言は、ドラクエファンでなくても知っている人も多いでしょう。

主な原因として、以下の3点を挙げることができます。

・ファミコンでリセットボタンを押しながら電源を切らなかった
・端子にホコリが溜まっていたり汚れが付着していて接触が悪い
・カートリッジをきちんと差し込んでいない

前述の通り「ぼうけんのしょ」は『Ⅵ』までは上限3つまで作成できるため、対策としてコピーを複数セーブしておく…などが採られていました。

「ぼうけんのしょ」の例文・用例

冒険の書

ぼうけんのしょを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●クリア直前のぼうけんのしょが消えてしまいました。
●念のためぼうけんのしょをこまめに保存しておこう。

SNSでの「ぼうけんのしょ」の使われ方

「ぼうけんのしょ」の類義語

ぼうけんのしょの類義語は、「復活の呪文」です。

復活の呪文は、『ドラクエⅠ~Ⅱ』で採用されていたコンテニュー方式のことです。

ゲームを再開する際に求められるパスワードを、ドラクエの世界観に合わせて表現された呼称です。

「ぼうけんのしょ」の対義語・反意語

ぼうけんのしょの対義語・反意語はありませんでした。

ゲーム用語

Posted by 杏奈琴湖