「夏厨」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「夏厨」の意味とは
夏厨とは、夏休み時期に発生するインターネット上の厨房という意味です。
「夏厨」とは「夏休み頃にインターネット上に出てくる厨房」を表しており、この「厨房」とは「中坊」でありこれは「中学生坊主」を表しています。
「厨房」自体が揶揄的な表現であり、直接「中学生」を指すこともありますが、ほとんどは「中学生のような低レベルな言動をする人」を指す使い方です。
つまり夏厨とは、夏休みという普段インターネットを使わない人が掲示板などに現れ始めたことを意味しています。
普段インターネットを使わない人は、ネット上などのマナーも知らないことが多く、そのために揶揄的な表現がされているのです。
インターネット上でのマナーに欠ける言動を、指摘したり煽ったりする意味を含んでいます。
ニュアンスとしては「インターネットリテラシーのない人が増えたなぁ」、「そういえばもう夏休みシーズンかぁ」といった形です。
普段あまりインターネットに触れない人が、夏休みで暇だからといってインターネット上でリテラシーの無い言動をしている、そうした様子を揶揄するための単語となっています。
「夏厨」の語源
夏厨の語源は、夏休み中の厨房です。
夏厨の語源は、「夏休み中の厨房」となりこれを略したものとなっています。
夏厨の成り立ち自体は単純に語源となる文の略ですが、そこに含まれる「厨房」に揶揄的ニュアンスが含まれていることがポイントです。
夏厨はネットリテラシーの無い人が増えたこと、その理由が夏休みで暇な人が増えたからという意味を表すための単語となります。
実際に掲示板などに書き込みをしている人が中学生とは限らなくとも、中学生のような言動を揶揄するために使われるのです。
つまりある書き込みに対して、嫌味や煽りといったネガティブな要素を含んだ使い方となっています。
そのため夏厨は単に語源となる文の略語だけでは理解が出来ず、元の文に含まれるネガティブな揶揄的ニュアンスまで知っておく必要があるのです。
この後ネガティブなニュアンスを理解しておかないと、単に「夏休みの中学生」と誤解釈に繋がりますので注意をしましょう。
「夏厨」の派生語
夏厨は、そこから更に派生した言葉を持つ単語です。
夏厨から派生した言葉とは「夏だなぁ厨」となります。
夏厨と似たような言葉ですが、派生した言葉のため意味が異なりますので押さえておきましょう。
夏厨とは、「夏休みで暇な人が増えたから厨房のような人が増えた」というニュアンスを含みます。
そのため普段の掲示板など以上にマナーやリテラシーの無い人、またそれに伴って荒れてしまっている時などに使うのです。
しかし「夏だなぁ厨」は、特別いつもと違わないことに対しても「夏厨」の所為のせいにする人を指しています。
何でもかんでも「夏だなぁ」と、夏厨の所為のせいであるかのように発言を繰り返すのです。
夏や夏休みシーズンであることをいいことに、普段と変わらないやり取りにすら「夏だなぁ」の一言で相手を煽ります。
どんなことでも夏厨と結びつけようとして、何でもかんでも煽ってくるような人を「夏だなぁ厨」と呼ぶのです。
そのため夏厨からの派生語であり、意味するものが異なっていますのでポイントとして押さえておいてください。
「夏厨」の例文・用例
夏厨を使った例文・用例を紹介します。
●今年は夏厨 が湧いてる期間が長い気がする。
●荒れてると思ったら夏休みか。夏厨 が騒いでるのね。
SNSでの「夏厨」の使われ方
あー…学校が休みになるということは、ネットの世界に(昔の2chで言うところの)夏厨がいっぱい現れるということでもあった
— PLせつな@ドワ (@plsetsuna) March 1, 2020
夏厨夏厨言ってる夏厨うるせえな
— なんでもぶちまけるbot (@butimakeru_bot) February 22, 2020
「夏厨」の類義語
夏厨の類義語は、「春厨、冬厨、黄金厨」です。
夏厨は夏休みという長期休みを表しており、同じく別の長期休みを指す言葉があるためそれらが類義語となります。
春厨は春休みを、冬厨は冬休みを、黄金厨はゴールデンウィークをそれぞれ指した言葉です。
使われるシーズンが異なり、そのシーズンごとに合わせた表現となっているだけなので類義語と言えるでしょう。
「夏厨」の対義語・反意語
夏厨の対義語は、「ネットリテラシーがある」です。
意味は、ネット上でのマナーを知っているです。
夏厨はネット上でのマナーを知らない人、知らない様子を煽る単語でした。
そのため反対語には、ネット上のマナーを知っているまたは守っているという意味の言葉が位置します。
「ネットリテラシーがある」は、そのネット上のマナーを守っていることを指しますので反対語と言えるでしょう。